いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

秋霖の窓辺の膝に詩集繰る(あ)

昨日に続いて今日も一日雨が降る。
雨の休日は図書館で井上靖の詩をEvernoteに書き写す。昨日も今日もそうした。何も図書館まで行かなくても井上靖詩集はiCloudに保存してあるからダウンロードすれば読めるのだが、あえて図書館に行くのは歩いて歩数を稼ぐため。
井上靖全集第一巻を膝の上に置き、斜め読みしながら、おっ、と目に留まった詩をiPhoneEvernoteに保存する。入力は両手フリック入力フリック入力にはまだまだ慣れてないけど、慣れれば指の動きも思考速度に近づいてくれる気がする。
そう書いて、思った。これ、もしかしたらボケ防止にいいかもしれない。散歩で足腰を鍛え、フリック入力で脳みその老化を遅らせるとなれば、一石二鳥の効果があるんじゃないか?

【写真】今日のNHK杯囲碁トーナメント戦の終了の盤面。

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本木克弥八段(黒番)対呉柏毅三段(白番)の対局は、本木八段の中押し勝ち。写真は呉三段が投了した直後の盤面。
ふと思い立ち、今日は碁盤を出してテレビを見ながら石を打ってみた。そうしたら、これまではただ漫然とテレビを見るだけだったのに、実際に自分で碁盤に向かうことによって臨場感が味わえることを知った。
こんな楽しみ方があることを、なんで今まで気づかなかったんだろう。バーチャルではない本物の石でパチンと碁盤を打つ音の小気味よさ。碁盤の裏まで染み入るような音の、なんと耳に心地よいことか。碁をやっててよかったなあとつくづく思う。
昔は碁の勉強といえば、棋譜にらめっこしながら盤に石を置いていくのが定番だった。私も一度は水晶苑での囲碁サロンデビューの前に碁の勉強をし直そうと思い、図書館から囲碁雑誌を借りて来たりしたが、そのあとで無料の詰碁ソフトの存在を知り、また、ネット対局が簡単に楽しめることを知ってから、雑誌にほとんど目を通さなくなった。
テレビの良いところは、解説者がいろいろ解説してくれるところにある。これがとてもいい勉強になる。囲碁雑誌の棋譜の解説を読むより手っ取り早いし、なぜそこへ打つのかがリアルタイムで判る。いや、判ったつもりになる。しかしそれは「つもり」だけで実際にはまるで判っていないことがほとんど。だから、実戦に反映されたためしがない。
対局者の氏名を確認するためにNHKのサイトを覗いたら、過去の棋譜が再生して見られるようになっていた。しかも再生速度を調節できる。これにはびっくり。いつの間にこんなサービスを始めたんだ?
さすがに解説はないけれど、なくても碁を勉強してもっともっと上手くなろうという人には願ったり叶ったりのサービスだ。ちょっと見直したぞNHK
これがあれば、もう専門雑誌の棋譜を読む手間も要らない。パソコンも要らない。ネットに繋がるスマホさえあれば、電車の中でもトイレの中でも碁の勉強ができる。すごい時代になったものだ。

水墨画】松竹梅(No.48)

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梅の枝はピンと走らせることができたが、竹の葉がややもたついた感じで不満。松の枝は最初描いたら薄すぎて、後から少しだけ濃い墨を引いたら立体感が出た。こっちは意外な効果に満足。

【タイムラプス】9月17日(日)6:19〜8:35の韮山方面の雨空。33秒。

【歩数】6,559歩。