いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

葡萄蔓まだ見ぬ夢を伝ふべし(あ)

朝6時に職場からメールが入った。
「本日の体育の部は小雨決行で行います。開会式8時とし、競技時刻を早めます。(略)」
一昨日、教頭に言われて、学校からのメールを受け取れるように私のメアドを登録しておいた。大型台風の接近に伴い、体育の部(体育祭)を実施するかどうかの判断を当日6時にすることになった、ついては、実施するしないをメールで知らせるのでメアドを登録しておいてほしい、とのことだった。
6時の一斉メールに間に合わせるために、早朝から重鎮が集まって協議したのだろう。曇り空で今にも雨が降ってきそうな空模様だったが、「小雨決行」との判断が下された。
やるかやらないかは五分五分だと思っていた。重鎮たちは、大型台風の本体はまだ九州の南西にあったし、台風が秋雨前線を刺激したとしても大した降りにはならないだろう、昼まで天気が持てば御の字、それまでにやれる競技はやってしまえと判断したのかもしれない。
そうか、やるか、では弁当を作らなくてはと(土曜だから給食はない)、炊飯ジャーのスイッチを入れ、鮭の切り身を焼き、卵焼きを作っていると、ポツポツと雨音が聞こえてきた。おや、雨が降ってきた、もう少し天気が持つと思っていたら意外に早かったな、でも、やると一斉メールを流したんだから判断は覆らないだろう。
それで、水筒に冷水を入れて出勤の支度をしながら、開会式が8時に繰り上がったとなればいつもより早めに家を出た方がいいかな、どれ、出る前にメールをもう一度確認しておこう。
と思って受信メールを開いたら、「体育の部延期について」というメールが届いていた。配信時刻は6:59
6時判断で小雨決行のメールを配信しましたが、予想より早く雨が降り出したので、体育の部全体を20日に延期します」
うわっ、延期だって。弁当作っちまったよ。
結局、雨は10時頃から本降りとなり、夜までずっと降り続いた。8時に開会式をやり、競技を10時に中断したとしても最初の数種目しか消化できなかっただろう。結果的に1時間の間に「やる」というメールと「延期」というメールの2通を配信することになったが、雨の中で強行するよりも混乱は少なかったのではないだろうか。
昼、本降りとなった雨を眺めながら自分で詰めた弁当を食べ、私だったらどう判断しただろうと考えた。きっと、やれるところまでやっちまえと強行し、後で非難轟々の吊るし上げを食らったんじゃないかな。延期の判断は正しかったと思う。

【写真】庭の葡萄(ナイアガラ)。

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ここに葡萄の苗を植えたのは2014年4月16日。植えてから3年5ヶ月になるが、まだ実を結ばない。ここなら割と日が当たるからと思ってこの場所を選んだのだが、このまま実をつけないのなら思い切って撤去してしまおうかとも思ったりする。
一方で、でも、じっと待っていればいつか実がなるかもしれないという思いも捨てきれず、そんな具合にのらりくらりと日を送っていたら、……そうか、もうじき3年半になるんだね。
どうせここまで待ったのだから、待ちついでにもう一年このままにしておいてもいいか。よし、そうしたら、まずは根元の腐った竹棒をいぼ支柱に打ち替えて、蔓を軒下に向けて誘引しなくちゃ。接近中の台風がここを通過する前に、今日のうちにそれだけはやっておくとしよう。
ということで、雨に濡れながら支柱を立て、針金を張ってみたが、さて、こんな程度で大型台風に耐えられるでしょうか。
って、そんなことより、本体の家が持つかどうかを心配する方が先だという話もありますが……。

水墨画フリージア(No.47)

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穂先に濃墨をちょんと含ませて葉を描いたが、描くのに潔さがないから斑らの濃淡ができてしまった。すーっと引けるようにならないといけないと反省し、いちばん右の葉を描いたら、今度は先端が紙からはみ出てしまった。微妙な力加減のコントロールができずに苦戦している。

【タイムラプス】9月16日(土)12:07〜14:07の韮山方面の雨空。30秒。

【歩数】6,312歩。