いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ケーキ食む老爺の家や秋湿り(あ)

特別支援学級支援員の仕事2日目。
2校時の英語の授業の補助をしていたら、校長先生に呼ばれて廊下で立ち話。
支援学級の国語の授業は週3回ある。月曜は「書写」だが、週1回だけだと作品展に間に合わないから、作品展までの間は水曜、金曜の国語も書写の時間に当てて、出展する作品の面倒を見てもらいたい。国語の担当には了解をとってある。
ほら来たよ。来ましたよ。これで今週から作品展のある来月中旬まで、週3回「書写」を教えることになりました。
過去に高校で「書道」を教えた経験はある。しかし中学校で「書写」を教えるのは初めて。「書道」も「書写」も筆で字を書くのは同じだが、教科の扱いとしては「書道」は芸術科で「書写」は国語科となる。つまり「書写」はあくまでも「書き写す」訓練を積み重ねて運筆の基本を学ぶ教科であり、芸術性は求められない。
昨日は、「書写」を教えるに当たり象形文字から話を持っていって「書」に興味を持たせようと考えていたが、実際に今日やってみて、導入にはそれなりに興味は持ってくれたようだったが、まだ運筆の基本ができていない中学生に象形文字の作品は適わぬ望みと思い知らされた。象形文字はやはり芸術科の領域で、高校生以上のレベルなのである。
中学生のレベルに求められるのは、とめ、はね、はらいの運筆方法の基本をしっかり身につけること。それが「書写」の目指すゴールだと、今日実際に「土」という字と「永」という字を大きく書いてもらって知った。この子たちはまだ基本ができていない。今は基本を教える段階なのだと。
作戦変更だ。「書写」の時間が週3回に増えたことで、指導案の大幅変更を余儀なくされた。あの子たちを飽きさせないで「書」の基本を教えるにはどうすればいいか。特に具体的な指導案の提出までは求められていないが、案は頭の中に書き込んでおく必要はあろう。せっかく与えられた週3回のコマを活用して、あの子たちにどういう力をつけさせるのか、そのために私は何を求められているのか、そのことをじっくり考えなくてはいけない。
さあ、忙しくなったぞ。こんな展開になるとは思ってもみなかった。教科授業や作業の補助をし支援するのが仕事で、でしゃばるのは慎まないといけないと思っていたが、思わぬところから出番が回ってきた。昔取った教員免許はペーパードライバーみたいなもので実践の役に立たないものと思っていたが、ここへ来て役目を仰せつけられた。
限りなくペーパードライバーに近いけれど、引き受けたからにはやるしかない。私の微力が生徒のためになるというのなら、やりましょう。作品展までやらせてもらいます。

【写真】冷凍したロールケーキとケーキ屋。

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カミさんが小田原への土産にと冷凍庫に入れておいたロールケーキを、昨日持ち帰り忘れた。それを今日、どんなものかと取り出し、解凍して食ってみたら、まあ食えなくはない。でも、冷凍庫とていつまでも仕舞っておくわけにもいかないから、学童の時に食べたおやつのようにちびちび消化していくか。あと4人分ある。

【あやめ湯】18:36〜19:05


【歩数】3,592歩。