いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

梅が枝の切り落とされて秋の空(あ)

小田原の孫がママの車で急遽伊豆へやって来た。これまで藤沢に連れて来ていたパターンが、藤沢のマンションがなくなったせいで伊豆へ変更になった按配。でも、小田原からは藤沢も伊豆も、実は時間的には大して変わらない。伊豆は箱根を越えなければいけないというイメージがあって距離的に遠そうな感じだけれど、どちらも1時間ちょっとの距離である。

わざわざ伊豆くんだりまで来なくたって、小田原の近所に旦那の実家があるんだから、そっちへ連れていけばいいと思うが、孫は伊豆へ来たがるらしい。伊豆を選んでくれるのは嬉しいが、面倒を見なければいけないこっちは疲れる。私は伊豆でのほほんと孫の到着を待つだけだが、カミさんは横須賀から車を飛ばしてくるからもっと疲れる。


【写真】剪定された梅の木(半分)。

f:id:jijiro:20170902152841j:plain

庭がジャングル状態で、特に梅の枝がニョキニョキ空に伸びたままなのがずっと気になっていた。剪定しようしようと思いながら、夏の暑いうちはやる気が起きず、気候が涼しくなるまで待っていた。この2、3日でようやく秋めいてきて猛暑もやわらいだので、思い切って今日剪定することにした。

梅の剪定の時期が果たして今が正しいかどうかは無視。小田原の孫がママの運転で急に伊豆へ来ることになって、ママが一緒なら私が孫の世話をしなくても済むと思い、来るという連絡を受けてから剪定は今日しかないと決めた。

高いところでの作業は、万が一脚立から落っこちて、人に知られないまま干からびていた、なんてことは十分あり得る。だから、高いところに上っての作業は私の他に誰かが家にいる時に限ってやることにしている。64kgの物体が地面に落ちりゃ家の誰かが気づくべえ。

写真は梅の剪定作業中のジャングル庭の様子だが、中央の梅の左半分が剪定を終えた枝で、右半分がこれから剪定しようという枝である(単に作業する前に写真を撮り忘れた)。剪定し終えた上空には青空が見えるが、剪定する前は右半分のような状態で青空がまるで見えなかったのだから、その違いは歴然だ。ああ、スッキリ。

剪定は茅ヶ崎の歯医者の診察台から見える梅の枝をモデルにした。あそこの梅の枝ぶりといったら惚れ惚れする見事さで、うちの梅もああいうふうにしたいものだと歯医者に行くたびに思っていた。私は個人的に、梅は桜のようにうじゃうじゃ咲いてはいけないと思っていて、ポツリポツリ咲くのが梅らしくていいと思っている。歯医者の梅は大木だけど、枝にポツリと花をつける様が何とも風情があっていいんだな。

うちの梅の枝ぶりは前のオーナーの好みを継承したものだが、今回は混雑している枝を3箇所ほど大胆に切り落とした。隣の椿と葉が重なっているところも、椿を優先させて梅の方を切った。切り落とすなら梅ではなく椿だろうと普通は考えるが、椿の茂みがちょうど隣家との目隠しの役目を果たしているので、そうした。

私は別に家の中を覗かれても平気だが、隣家の人からすれば丸見えだといろいろ気を遣うだろうとは思う。前のオーナーもそのつもりでそこへ椿を植えたのだろうから、そこはその意向を尊重することにする。

さて、剪定の時期も考えずにバッサバッサと切り落とした梅の枝であるが、これが果たして来春、望みの花をポツリとつけてくれるかどうか。問題はそこなんだが、でも、もう切ってしまったものは今更言っても始まらない。腹をくくって「春な忘れそ」と願うしかない。


水墨画】目刺し(No.35)

f:id:jijiro:20170903220455j:plain

やや渇筆気味に描いて干物の雰囲気を出したかったが結果はイマイチ。ティッシュでの水分拭き取りが不十分だった。付立筆を別にもう一本用意した方がいいのかなあ。


【タイムラプス】9月2日(土)5:23〜7:19の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214142056847596/


【歩数】3,495歩。