いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

口開き精悍のまま鮎焼かる(あ)

【写真】鮎の塩焼き。

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昨日、一二三荘の湯の帰りに寄ったスーパーで見かけた鮎。養殖物だけど、半額というシールに惹かれて買った。140円。

無性に食いたかったわけではないが、鮎なんてしばらく食ってないし、夏の終わりの節目に一つ食ってみようという気になった。

鮎の養殖は、中伊豆の養魚センターで営んでいることを知っている。実はこの夏、孫をそこへ連れて行って鮎のつかみどり&水遊びをさせようと思っていた。

それで、カミさんが伊豆に来たらそのプランを提案しようと思っていたのだったが、カミさんは伊豆に孫を連れて来るだけで手一杯で、それ以上どこぞへ出かける気などさらさらない。伊豆へ着くなり疲れ果てたという態で横になり、孫の世話をすべて私に委ねる。

カミさんは横須賀から小田原へ出て孫を拾い、小田原からはしゃぐ孫をどやしつけながら更に箱根越えをするのだから、着くなりどっと疲れて横になるのは判らないではない。

そんなカミさんに、孫に鮎のつかみどりをさせたら喜ぶんじゃないかなどととても言い出せず、結局私の思いつきは、思いつきのまま夏も終わりになってしまった。

そんな気分もあったのかもしれない。鮎を見つけた途端に反射的に手を伸ばしていた。あるいは、一二三荘の鮎の塩焼き定食のメニューの残影がややあったか。

我が家には、ガスレンジというものがない。魚焼きグリルもない。それで魚を焼くときはどうするかというと、鋳物の業務用ガスコンロを使う。コンロは今年のGWに買った。レトロな感じかボロ家に合っていると思うし、第一、火力が一般のガスレンジのそれに比べて強めなのが気に入っている。

購入した時、箱の表に「天ぷらには使用しないでください」と書いてあったのに、「そんなの平気よ」とカミさんは意に介さず、今でも平気で天ぷら料理には陳健一の中華鍋に油を注いで使う。私は、天ぷらには使用するなという注意書きを真に受けて電気フライヤーを買ったのだったが、カミさんは今以てフライヤーを使おうとせず、自信たっぷりにガスコンロで天ぷらを揚げるのである。

数年前から、ある板前さんが「魚はグリルで焼いてはいけない」とブログに書いてあったのがずっと引っかかっていた。なぜグリルで焼いてはいけないのかというと、それは「上火」だからで、上火だと魚の旨味でもある水分を無駄に飛ばしてしまうからなんだそうです。なるほどの納得で、以来私は何でもかんでもコンロで焼くようになり、食パンまでもコンロで焼くようになった。

食パンは別にしても、確かに焼き魚は下火で焼いた方が旨味が残りそうな気がする。魚の脂がジュッと魚焼き器の鉄板に垂れて煙が出ると、それだけで旨そうに見える。煙の出ない秋刀魚なんて、秋刀魚じゃないよね。

というわけで、どうです? この鮎の塩焼き、旨そうでしょ? 


水墨画】鹿子百合(No.27)

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葉裏の描き方のコツをつかんだように思っていたが、うまく描けたと思うのはいちばん下の一枚で、あとは軒並みダメ。


【あやめ湯】18:04〜18:46


【タイムラプス】8月21日(月)7:13〜9:19の伊豆長岡の空。31秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214032619871740/



【歩数】1,438歩。