いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

汗拭う仲間と同じシャツの色(あ)

昨晩は呑兵衛ランナーごいさんとそのラン仲間と大いに飲み語り、気づけば夜中の2時になっていた。こんな未明まで飲んだのは何年ぶりだろう。
今朝の目覚めは午前8時。そんなに飲んだ気はしないがやや頭が重い。「氷結」に「いいちこ」を混ぜて呑んでいたからかもしれない。そんなへんてこりんな呑み方をするから悪酔いする。ごいさんが持って来てくれた「赤霧島」を素直に呑んでいればよかった。
朝のコーヒーを淹れているところへ先にラン仲間のS田さんが、続いてごいさんが2階から降りて来た。3人揃ったところで4枚切食パンに甘夏マーマレード(自家製)を載せただけの軽い朝食。私が朝食にいつも飲む春雨スープを出すはずが出し忘れた。
時計は午前10時近くになり、S田さんは「さあ、行こうか」と、あまり乗り気でなさそうなごいさんに声をかけて立ち上がる。お約束の田中山→韮山反射炉コースのアップダウンを走るのである。深酒した翌朝によく走れるものだといつも感心する。60歳を超えてなお衰えぬ健脚は、驚き以外の何物でもない。しかもマラソン大会を走るたびに記録を更新するというのだから、なんだこの爺さんたちは(化け物か)、なのである。
数年前までは私も「一緒に走ろうよ」と会うたびに声をかけられたりもしたが、そうだな、一緒に走るのも楽しそうだな、とは一度も思ったことがない。無理無理、血液がドロドロで到底走れる体ではないとお断りしてきた。私に走る気がさらさらないことが判ったのだろう、そのうち誰も一緒に走ろうと声をかけなくなった。
私は走らないが、呑んでドンチャン騒ぐのは大好きだから、また走りに(呑みに)行きますと言われれば、ソワソワとその日を待ち望む。私の頭はすっかり呑むことしか考えてないが、訪ねる人たちは当然走ることがメインで呑むことは二の次の人ばかり。でも、私が走らないことを知りながら毎年酒瓶をぶら下げて伊豆を訪ねて来てくれる。それが何より嬉しい。
呑兵衛ランナー二人は午前10時に山へ向かって走って行った。二人が走っている間、私はタイムラプスをセットし、水墨画を一枚仕上げる。
二人は正午過ぎに、空のペットボトルを手に帰って来た。ああ疲れたとは言いながらも、汗だくの全身には山のアップダウンを走りきった満足感が漲っていた。ランナーズハイとはよく耳にするが、それがどんなものか走らない私にはよく判らない。だけど、こんな感じなのかなあと汗だくの二人を見て思った。
山を走ってきた二人に食べてもらおうとスイカを用意してあったが、二人はそれほど食べたいというふうでもなかった。ちょうど昼食時でもあったし、できればご飯を食べたいという思いだったのでしょう。それで昼は、前に行った中華料理「大連」で摂ると話がまとまり、帰り仕度を整えた二人と一緒に坂を下りた。二人とも脚が痙攣を起こしそうだとこぼし、下り坂を下りるのは辛そうだった。でもそれが走りきった人しか味わえない勲章なんだろうなと、ちょっぴり羨ましく思った。

【写真】はてなブログのTシャツ。

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帰り際にごいさんがくれた。今回ごいさんはこれを着て走った。いわゆるお揃いのTシャツ。ごいさんのブログ仲間の人がデザインし、仲間で一緒にこのTシャツを着て走るのだという。私用にわざわざもう一枚余分に注文してくれたみたい。ラン仲間でないのにこれを着てたら私も走る人だと勘違いされないだろうかと心配を言いつつ、思いに感謝しありがたくいただいた。
ありがとう。でも、走らないよ。

水墨画】ポピー(No.17)

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三墨法(穂先から濃、中、淡の三墨を混和させる)がまだ習得できない。
最初に淡く塗り、まだ乾かないうちに中墨を上塗りし、さらに仕上げに濃墨で整えるという方法で描いている。これはまさに淡彩画を描く方法で、できれば本来の水墨画のように一筆でさっと描きたいところだが、そのワザを習得するにはまだまだ時間がかかりそうです。

【タイムラプス】8月11日(金)10:03〜12:10の伊豆長岡の空。31秒。

【歩数】6,738歩。