いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

老い独り安弁当の我鬼忌かな(あ)

【写真】278円の弁当。

f:id:jijiro:20170729132110j:plain

f:id:jijiro:20170729125711j:plain

水晶苑へ行く途中の大仁商店街に石井米店という小さなスーパーがある。米店というから昔はお米屋さんだったのだろう。そこの手作り弁当が、なんと今どき278円(消費税込みで300円)で売っている。
今までいろんな弁当を食ってきたが、ここの弁当がいちばん安い。しかも旨い。今日のおかずは鯖の竜田揚げだが、大きなスーパーの惣菜コーナーではこれだけで278円で売られていそうなくらいボリュームがある。
この店は水晶苑の受付の人から紹介してもらった。「みなさん、昼食はどうされているんですか?」と訊いたら、受付の一人が「水晶苑を利用する方の多くは石井米店で弁当を買ってきて、ここで食べたりしていますよ」と言う。
水晶苑の近くにはセブンイレブンがあるものの、他に食事の摂れそうな店がない。いつぞや私が水晶苑にバイクを駐めて、そこから大仁駅前の定食屋まで歩いて行った時の様子を受付の人が見ていて、食事を終えて帰ってきた私に(バイクを置いて)どこへ行ってきたかを尋ねたことがあった。水晶苑を利用しないのに勝手にバイクを駐めては困ると咎められたような気がして、実は近くに食堂が見当たらなかったから駅の方まで行ってきたと言ったら、それだったらと、米屋さんの弁当の話が出たのだった。
弁当は湯から上がってからラウンジで食べる。お茶の用意はないが冷蔵庫に冷水があるからそれで十分。食前の薬も飲める。そこでお婆さんたちがテレビの「おんな城主直虎」の再放送を見ながら「ほんと、この子(虎松)は賢いねえ」と感想を述べ合っている隣で、黙々と弁当を食べるのである。

水墨画】小菊(No.4)

f:id:jijiro:20170729123700j:plain

花は輪郭を墨で描いて透明水彩絵具パーマネント イエロー レモンで彩色した。ここでもまた横着して、輪郭を描いた同じ面相筆で色を塗ったのがいけない。最初に塗った中央の花はくすんだ黄色になってしまった。
面相筆は3本あるのだから、彩色するのに新しいのを使えばよかっただけのことなのに、それすらしないというのは、よほどの横着者というか水墨画をなめているとしか思えない。
葉は彩色せず、そのまま墨の濃淡で表した。これを一筆でさっと描ければかっこいいのだが、実際にはそうはせず、手本を見ながら濃淡を確認し、淡すぎるところに後から墨を滲ませて濃くした。でも仕上がりを見れば立体感が表れていて、それほど悪くもないかなと思っている。

【水晶苑】12:59〜16:16
栗畑氏に3子置いて1勝3敗。栗畑氏は、現役時代に大仁の町役場にお勤めだったと看板氏から聞いた。氏とは、私が囲碁サロンにデビューしたての頃に1局お相手してもらったことがある。その時は2子置いて歯が立たなかったので、今日は3子置かせてくださいと申し出た。それでも勝ったのは4局中たったの一回。
初めての対局で自己紹介した折、「立花のどこ?」と私の住む場所を訊いてきて、そう訊いてくるということはもしかしてこの人も立花なんだろうかと思った。そうしたら、家は旧下田街道沿いにあり、立花には栗の畑を所有しているのだと言う。うわっ、先祖代々の豪農の方だった。
その栗畑ならよく知っている。私の散歩道だ。ということで一気に親近感を抱いたのだったが、あれからよく顔を合わせるわりにはタイミングが合わずなかなか対局できないでいた。
年齢は80前後といったあたりだろうか。とても穏やかな方だけど、こと碁に関しては結構厳しく攻め立てる方で、私が負けた3局は全て中盤で大石の目を奪われた結果である。よし、次は負けまいぞ。

【タイムラプス】7月29日(土)6:10〜8:42の伊豆長岡の空。38秒。
(Facebookのリンクがうまく貼り付けられないので、今日はEvernoteからの貼り付け)

【歩数】1,885歩。