いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蜩やチケットの顔今昔(あ)

【写真】ゴルフの招待券。

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囲碁を終えて、水晶苑の玄関先でバイクのヘルメットをかぶろうとしたら、中からアマデウス3時半氏が出て来るのが見えた。
自動ドアから出てきた3時半氏が私を認めて、手に持ったチケットを私に見せた。ゴルフの招待券である。手に入ったから私にくれるという。
チケットを裸で手に持っていたから、誰かに渡そうとしていたのだろうが、その場にいたのは私だけ。まさかそれを私に渡すために私が帰るのを待っていてくれた?
3時半氏は、私が水晶苑に昼から来ていて2階で碁を打っていることは知っている。でも、帰る時間までは知らないはずだ(入浴は4時までだが施設利用は5時まで)。
チケットは奥さんがよく購入する化粧品会社から送られて来たものだと言う。私がゴルフに全く興味がないことは3時半氏は知らない。
想像だけど、チケットはもともと看板氏に渡そうとして持って来て、風呂場で二人が一緒になった時にチケットが手に入ったことを看板氏に話したら、もっとふさわしい人が今頃2階で碁を打っているはずだからと私を推薦した、そんな流れなのではないか。
それでたまたま3時半氏の帰る時間と私の帰る時間が重なって、うまい具合に私にチケットが渡ったということなのだろう。いつ帰るとも知れない私を、3時半氏がわざわざチケットを渡すだけのために待っていてくれるはずがない。
3時半氏が帰ったあと、ややあって看板氏が姿を見せた。ゴルフのチケットのことには触れず、楽しく碁をやっているようで何よりと言っただけだが、そこで、3時半氏が私に声をかける時に裸のチケットを手に持ったままだった理由が判った。たぶん看板氏はチケットをもらうのを私に譲ったのに違いない。看板氏はそういう人なのである。
3時半氏にしろ看板氏にしろ、そういう心配りをしてくれることが私には何より嬉しいのです。
嬉しいけれど、さて弱った。私はゴルフに全く興味がない。
ゴルフクラブを最初に握ったのは大学1年の秋だったか冬だったか。サッカー部の4年生の先輩で武蔵野市の実家が打ちっぱなしゴルフ場を経営しているという人がいて、秋の東都リーグ戦が終了した後に部員一同で遊びに行ったことがある。その時はたぶん5番アイアンを振り回したと思ったが、ゴルフのどこが面白いのかよく判らなかった。ジャンボ尾崎青木功中嶋常幸といった錚々たるメンバーが活躍していた時代だったが、私はどちらかといえばゴルフよりもバッティングセンターの方が面白かった。
先輩の打ちっぱなし場へはその後行く機会はなかった。先輩が卒業してしまったこともあるけれど、そもそもゴルフそのものに興味が持てなかった。就職してからも幾度かゴルフをやらないかと誘われたことはあるが、まるでその気が起きずに今に至っている。なんでだろう。ともかくゴルフが好きではなかった。
せっかくいただいたゴルフチケットだが、どうしようか悩んでいる。あれだけ人気を博した往年のゴルファーが一堂に会するのを生で見てみたい気もするが、真夏の暑い盛りにわざわざ見に行かなくてもいいかという気もする。
もし見に行きたいという人がいたら、その人にあげるのがチケットの有効利用にはいちばんいいかな。

【淡彩画】漁船(No.138)

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ポイントは「装備は複雑に見えるが、船体は意外に流麗な印象なので、機能的に作られた微妙なカーブや曲面をていねいに観察して描く」こと。
背景の山の緑をグラデーションでうまく表現できないかと、水でたっぷり濡らした後に絵の具を落として滲ませてみたが、期待していたほどの効果は得られなかった。そこだけ絵が浮いて、全体的に統一性がない。

【水晶苑】12:54〜16:02
白髭氏に3子置いて負け。月光仮面氏に5子置いて1勝1敗。記念すべき月光仮面氏に初勝利です。とても勝てる相手ではないと思っていただけに、この1勝は何をおいても嬉しい。月光仮面氏に、もう1局やろうと言わせたことが勲章のように輝いています。2局目はけちょんけちょんにやられたけど……。

【タイムラプス】7月20日(木)5:45〜7:57の伊豆長岡の空。32秒。

【歩数】2,805歩。