いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

瓶に桔梗華やぎて老男女談(あ)

【写真】酒瓶の桔梗(キキョウ)

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水晶苑のラウンジの冷蔵庫脇にある。おしゃれな花瓶ではなく、四合瓶に挿してあるのがなんとも飾り気がなくていい。
ひと月前はここにグミの枝が挿してあって、湯上がりにその実を摘んだご縁で木造出身の方と知り合いになった。
桔梗の前は赤いダリアで、その前は青い実の鬼灯(ホオズキ)だった。冷蔵庫から水を取り出して飲むとき、必ずそこへ目がいく。季節を感じさせる花がそこにあるだけで場が華やぐし、見る人も、ああ、今年もまたこの花の咲く季節になったんだなあ(無事に一年が過ぎました)という思いを強くするのではないだろうか。

【淡彩画】公園の白鳥(No.125)

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ポイントは「白い羽毛で覆われていても明暗の様子があるので、影の暗さは淡いグレー系色で描き、明るい部分は紙の白を塗り残す」こと。
なんかその辺りに白鳥の親子らしいのがいるなあ、くらいに見えればよしとする。奥のグレーは土手のつもりで描いたが、なるほど、これがあるだけで場所が水辺だと判る。こういうさりげない描写も勉強になります。

【水晶苑】12:51〜16:10
以前2子置いて打った人と3局打って3敗。その人の名を白髭氏から紹介してもらった時、私が聞き間違えて、百人一首「あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む」の飛鳥歌人の姓と勘違いしたので、これからは人麻呂氏と呼ばせてもらうことにする。
柿本人麻呂本人は今もって謎の人だが、世に残された肖像画の髪を短くかりあげ、口髭と顎髭を無精髭にし、丸メガネをかければ、風貌は似てなくもない(どんな風貌なんだ?)。イメージは俳優の藤木悠に近いかな。
人麻呂氏は6月16日のブログに「衝立氏」として一度登場している。水晶苑の囲碁サロンにデビューして2日目である。あの時は、あろうことか最初の1局が白番だった。2局目は黒番に回り、3局目は2子置いた。それでも勝てなかった。
そして、今日も勝てなかった。というわけで、人麻呂氏にはまだ一度も勝ったことがない。その人麻呂氏が白髭氏と打つ時は2子置く。上には上がいるものです。
人麻呂氏と3局打ち終えて、人麻呂氏が私に感想を漏らしたものだ。「前打った時と比べて打ち方が違ってきた。強くなってる」
これは嬉しかった。守りに走らないで攻めの碁を打ったのがそのような評価に繋がったのかもしれない。実際、2局目は隅の白石を詰碁の読みで潰すことができた(その局は、結局、他の大石を気前よく相手に与えて負けたけど)。デビューしてから始めたiPhoneアプリ「詰碁プロ」の学習効果が、ここへきてようやく出てきたかな。
このアプリは詰碁問題を毎日6問(簡単・初級・中級の3段階)アップされる。湯上がりにラウンジで必ずこの問題を解き、モチベーションを高めてからいざ勝負と2階大広間へ向かうことにしている。
もう一つ、最近インストールしたアプリがある。「囲碁エスト」。これは平塚「海楽人」の呑み仲間の一人が電車に乗っているなどに楽しんでいるというアプリを見せてもらったのがきっかけでインストールした。呑んでいるテーブルでちょろっと見ただけだから、それが「囲碁エスト」だったかどうかは判らない。違うかもしれないと思いつつインストールしてみたら、これが実に面白い。すっかりハマってしまった。こちらは晩酌後の就寝前にやる。9路盤で持ち時間3分のネット対局。おかげでこれまでより就寝が1時間遅くなった。
そんなこんなで、今はすっかり囲碁三昧の生活になっています。

【タイムラプス】7月7日(金)5:39〜8:08の伊豆長岡の空。37秒。

【歩数】1,633歩。