いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏祭踊る湯文字の裾割れて(あ)

毎月第1土曜と日曜は狩野川記念公園で骨董市が開かれる。
去年の暮れにそこで小鳥の竹籠を買った。以来、骨董市には出かけていない。
久々に今日行ってみた。骨董市はこれまで全て1日目の土曜に行っており、2日目の日曜に行くのは初めて。
市が開かれる狩野川記念公園は、昭和33年の狩野川台風で甚大な被害を被った場所に、復興記念として造られたという。ナイター施設のある野球場、テニスコートがあり、骨董市はその野球場の外野芝生にテントが並ぶ。

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今日出ていた店は、これまで私が見た中ではいちばん少なく10軒に満たなかった。2日目だからということもあるのだろうか。
その数少ない出店の陳列に木箱入りの端渓硯を見つけた。が、値札を見たら万を超していたので、ただ見るだけで素通りした(だいたい、この手の骨董品には「触れないでください」という注意書きのあるものが多い)。
野球場のバックスクリーン辺りの出店の前を通ったら、父と息子らしい二人が口論の最中だった。父らしき人が息子らしき人を一方的に罵倒している(一方的だから口論とは言えないか)。ともかくでかい声で罵っている。罵声の端々をつなぎ合わせると、どうやら大事な売り物の商品が一つ無くなっていて、さっきまであったのにどうして急に無くなるんだ、お前がどこかに隠したんだろう、と盗人扱いしているようなのだ。あまりの剣幕に押されてかどうか、周りはその諍いを止める様子もなく、ただ成り行きを見守っているふう。
結局、息子らしき若者が退場を命ぜられる形でその場から立ち去り、罵声は収まった。骨董屋さんは、趣味の延長のように品物を並べて、売れれば儲けもんといったのんきな商売と思っていたが、内実はなかなかシビアな世界のようです。

【写真】「あやめ祭」2日目の踊り道中。

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日曜は水晶苑が休みなので、温泉はあやめ湯に浸かる。
「あやめ祭」の踊り道中は去年見たから今年は見なくてもいいかと思ったが、どうせあやめ湯へ行くのであればちょっと見てみるかと湯上がりに立ち寄った。
あやめ湯の駐車場にバイクを駐めたまま、あやめ湯入り口の交差点を左に曲がる。そこから踊り道中が終わるまで車は通行禁止。
踊り道中には去年のイメージが残っていて、今年もまた各地区の「よさこいソーラン」のようなパフォーマンスが、スピーカーの大音響とともに繰り広げられるのかと思っていたら、花笠踊りが先頭を行き、その後から阿波踊りが続いた。それで終わり。
えっ? これだけ? と、拍子抜けするくらいのあっけなさ。祭のパンフレットには1日目も2日目も踊り道中があると書いてあったから、静かな踊りの後はてっきり「よさこいソーラン」が続くとばかり思っていた。もしかしたら踊り道中は1日目と2日目を別個に踊り分けていたのかもしれない。
私とすれば踊り道中は別にどうでもよく、昨日買えなかった焼きとうもろこしを買えればいいやと思っていた。で、買えた。1本500円。

【淡彩画】公園の人々(No.120)

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ポイントは「近くにいる人は手足や顔、着衣などの形が見え、遠くなるほどそれらは曖昧に見えている」こと。
背景がグラデーションの時は、塗った色が乾くとどんな仕上がりになるかを見るのが楽しみの一つではあるのだが、今回は右側のグラデーションが明るくなりすぎて不満。光は左側から差し込んでいるのだから、それを考えれば当然ながらもっと暗くすべきところでした。

【あやめ湯】18:19〜19:05

【タイムラプス】7月2日(日)6:06〜8:16の伊豆長岡の空。32秒。

【歩数】2,618歩。