いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

天麩羅のため再びの鱚の竿(あ)

【写真】天ぷら盛り合わせ。

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昨日の晩酌のおかずはキスをメインにした天ぷらの盛り合わせ。カミさんが伊豆に来るに当たって天ぷら用のキス三枚おろしを用意していた。スーパーで安く売っていたから買って来たと言う。
カミさんは私が買った電気フライヤーを、前回伊豆へ来た時に見ている。その時は例によって「何でこんなもの買ったの?」と不平を言っていたが、業務用コンロでは天ぷらを揚げてはいけないと取説にあることを説明し、実際に私が孫たちにフライドポテトを揚げてやっているところを見て、口には出さず黙っていたが、渋々納得したのではないかと思う。だから今回天ぷら用のキスを用意したと見ている。
これだけじゃ寂しいからとサツマイモ、カボチャ、レンコンを加えた。天つゆは業務スーパーで買っておいた「つゆの素」を5倍に薄め、それに大根おろしを入れてみたが、天ぷらの揚げたてはやはり塩の方がさっぱりしてていいですね。
いろんな天ぷらを揚げる時は、魚は最後に揚げるのよとカミさんが言う。なんで? と訊いたら、魚を先に揚げると油が汚れて野菜が美味しく揚がらないから、だって。なるほど、それはいいアドバイスをもらった。
スーパーで安く買って来たというキスの味はどうかと言うと、やはり安売りしていただけのことはあるという印象。鮮度がないから肉に弾力がない。肉ぷりぷりのキスの天ぷらを食いたかったら、自ら竿を担いで釣ってくるしかあるまい。キス釣りはこれからがシーズンだし釣果はたっぷり期待できる、はず。
とは言うものの、私は伊豆へ来てまだキス釣りをしたことがない。釣れるポイントを知らない。その昔、初任の職場に私に釣りの楽しみを教えてくれた師匠がいて、その人に連れられて熱海の網代と沼津の原にキス釣りに出かけたことがあった。が、網代も原もバイクで行くにはちと遠い。もっと近場で、ちょい投げ程度で釣れるポイントはないだろうか。
日曜朝市の行われる内浦漁港がいちばん近くて手頃なのだが、ここの堤防は数年前から釣りが禁止になってしまった。けれど内浦漁港はダメでも、ここから北へも南へも、釣りのできる堤防はまだまだたくさんある。釣り物もマダイだイナダだイサキだと豪勢だ。でもこれらは全てカゴ釣りが主流。チョイ投げのキス釣りの情報はあまり聞かない。
どうやら釣り物のランクとしてはキスは低く見られているようだ。だけど天ぷらの具としてはキスは王様でしょう。どの魚よりも旨い。天ぷらに限定すれば味はキスにかなわないと思う。
情報が少なければ、自分の竿で情報を集めるしかない。繁く海へ通うことだ。私の釣りの師匠は道路地図に投げ釣りのポイントを事細かくメモする人で、一度それを見せてもらってえらく感嘆したことがあった。私にはそこまでする気はない(というか、できない)。でも、せっかく近場に釣りのポイントがあるのだし、ここは一つ旨いキスの天ぷらをつまむために、しばらく遠ざかっているキス釣りを再開してみることにしますかな。

【水晶苑】15:35〜16:24(5→2人)

【タイムラプス】5月15日(月)6:02〜8:11の伊豆長岡の空。32秒。

【歩数】2,807歩。