いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春愁や思ひ出の品それもこれも

引越荷物を整理していたら、今日はこんなのが出てきた。

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5インチのフロッピーディスク夏目漱石の千円札である。
現在の千円札に描かれているのは野口英世だが、その前は夏目漱石だった(昭和59年〜平成19年)。図柄がほとんど同じだから最初は旧札だと気づかなかった。さらにその前が伊藤博文(昭和38年〜昭和61年)。私の初月給の時は一万円札が聖徳太子、五千円札も聖徳太子、千円札が伊藤博文、五百円札が岩倉具視だった。それを現金でもらっていたんだなあ。さすがに板垣退助の百円札はなかったけど。
百円札は昭和28年に発行が開始され昭和49年に発行停止になっている。私は百円札を今も持っている。どこかに仕舞ってあるはずで、荷物整理をしていればそのうち出てくるだろうと思っているが、まだ出てきていない。代わりに夏目漱石の千円札が出てきた。
5インチのフロッピーディスクが出てきたのには驚いた。こんなのまで捨てないで残してあったんだね。
私が最初にコンピューターに触ったのは5インチのフロッピーディスクを差し込んで操作する頃だった。以来パソコン環境は日進月歩で変化し、その変化について行くのに必死だった。情報革命と騒がれ、ペーパーレスの時代が来ると声高に叫ばれたりもしたが、今のところペーパーレスにはなっていない。不動産の売買契約も書類に印鑑だし、新刊の本だって電子書籍に取って代わられる動きにはなっていない。
一方で懸念されるのは人工知能開発の行方である。昨年、囲碁趙治勲名誉名人と囲碁ソフト「DeepZenGo」との三番勝負があり、名誉名人がかろうじて2勝1敗で勝ち越した。が、そのうちこれが逆転して人間が人工知能に勝てなくなる日が来るかもしれない。そうなれば、人工知能を持ったロボットが人間を支配するSFのような世界が来ないとも限らない。いや、もうそこまで来ているのかもしれない。隔世の感を禁じ得ません。(あ)

【写真】スープカレー

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昨日、あやめ湯の帰りにスーパーへ寄ったらパプリカが安かったので、久々にスープカレーでも作ろうと思って買ってきた。買ったのは昨日だが、昨日はまだ残っていたカミさんの作り置きで晩酌をしたので、作ったのは今日。
冷蔵庫にはベーコンのブロックがあり、ジャガイモがあり、ゆで卵がある。ニンジンとキャベツはなかったが、なくたってパプリカを入れれば十分スープカレーになる。え〜と、どんなふうに作るんだったっけ、と「スープカレーの素」の説明を見ようとしたら、賞味期限が「2015.6.28」となっているではないか。げっ、2年前だあ、どんだけ久々なんだよ。
これがまだ4箱も食品棚にある。あの頃はスープカレーにはまって随分作ったりしたが、そうか、まだそんなに残っていたか。賞味期限なんかまるで考えずにまとめ買いしていたものな。
賞味期限が2年前のルウってどうなのよ。大丈夫だろうという気持ち半分、やめといたほうがいいかなという気持ち半分といったところだったが、封を切って変な臭いがしたらやめとこうと思って、まずはスープカレーの素が入った袋をハサミで切って恐る恐る臭いを嗅いでみた。すると、ごく普通の香辛料の香りである。大丈夫そうだな、よしやってみようと腹は決まった。
片手鍋でジャガイモ、タマネギ、パプリカ、ベーコンブロックを弱火で20分ほどコトコト煮込み、一旦火を止めてスープカレーの素を入れてかき混ぜる。再び火をつけて一煮立ちさせ、スパイスオイルを入れた器に注ぐ。その上に辛味調整スパイスをドバッと入れて、はい出来上がり。
なのだが、さすがにスープをスプーンですくって飲むところまでの勇気はなく、具を箸でつまんで食う程度に留めた。たぶんスープを飲んでも大丈夫だとは思ったが、万が一腹に来たら、一人だし土日は病院やってないしと考えて、やめた。
でも4箱も残っているのをどうしよう。思い切って捨ててしまおうか。いや待てよ、新品を1箱買ってきて、それと味を比べてみよう。同じだったら捨てないで使う。少しでも違いを感じたら捨てる。って、どこまで貧乏性なんだろう。

【タイムラプス】4月22日(土)11:40〜14:06の伊豆長岡の空。36秒。

【歩数】7,082歩。