いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

妻若き写真はらりと八重桜

引越のダンボールの中身は今日で全部目を通した。
荷物を整理するのにあと一ヶ月はかかると読んでいたが、ざっと見て、今週末までに整理ができそうな気がしてきた。
まず車庫の薪を全部撤去し、台所と8畳洋室とに挟まれた隙間に積み直す。既にここには洋室の明かり窓が隠れない高さに薪を積んである。その手前にもう一列薪を積み上げる。それで、葡萄棚にしようと組んだ垂木に波板を2枚被せれば雨避けになる。ここに薪を置ければわざわざ庭に薪小屋を作ることもない。思えばいちばん手間いらずに薪を置ける場所なのに、どうして今まで気づかなかったんだろう。
薪のなくなった車庫にはダンボールにして9箱分の収納スペースが生まれる。そこに何かの記念にいただいた置き時計とか花瓶とか(大抵義父がいただいたものだが、カミさんはこれまで捨てないで後生大事に保管してきていた)プリンターなどのパソコン周辺機器を収納すれば、引越で運んだ荷物は全て片付くことになる。
「こんなに置けるの?」と藤沢で荷造りをしてる時からカミさんは心配していた。私も置ける自信は全くなかったが、とにかく運ぶしかないからと運んでみて、全部何とかなりそうな気がしてきた。「窮すれば則ち変じ、変じれば則ち通ず」(易経)で、窮してあれこれ考えればひょいとアイデアが浮かぶもの。ひとまずゴミ屋敷にならずに済みそうです。
引越の荷物整理に日々明け暮れているうちに、気がつけば4月も半ばを過ぎていた。大きな荷物は片付く目処がついたが、子どもたちの思い出の写真がごっそり出てきて、そいつをパソコンに保存整理するにはもうしばらく時間がかかりそうだ。
私が見たこともないカミさんの若い時の写真も出てきて、何だか妙にドキドキしたりしている。そうか、私はこいつと一緒になったんだな、当時はまさか一緒になる人が私だなんて思いもよらなかったことだろう、一緒になって子どもが生まれて、子どもが独立して、また二人だけの生活をしようとしている、お前は俺と一緒になってどう思ってる? そんなふうに写真の彼女に話しかけながらアルバムをそっとダンボールに仕舞い直すのでした。(あ)

【写真】洗面所の棚。

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引越の食器はことごとくタオルで包まれダンボールに詰め込まれていた。食器を食器棚に収納し、さてタオルはどこに仕舞おうかと考えたら仕舞う場所がない。それで解体したままの収納ボックスを組み立ててバスタオル置き場をこしらえた。
棚の上にも何か収納できるようにと、こっちはダンボールをそのまま並べて重くないものを入れることにした。右側奥に鳥かごが見えるが、これは狩野川公園の骨董市で衝動買いしたもの。これまで全く出番がなかったが、今回棚の高さを調整するのに使ってみた。さすがに強度はないのでタオルくらいしか載せられないが、何となく遊び心のある空間になった。
ゴキブリの巣になる? 可能性はあるな。そうしたらカゴの中にゴキブリホイホイでも入れておけばいい。結構大量に捕獲できるんじゃないかな。

【タイムラプス】4月17日(月)6:00〜8:30の伊豆長岡の空。37秒。

【歩数】4,438歩。