いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

花冷えや住み慣れし家の鍵の穴

今日はマンションの鍵を買主に引き渡す日。

引き渡しは午前9時に横浜で行う。9時に横浜に着くには少なくとも8時には藤沢のマンションを出なければ間に合わない。それで、マンションを出るまでの間に照明器具もカーテンレールも表札も最後の布団も絨毯(引越に積み忘れた)も何もかもをカミさんの車に積み込んだ。

40インチのテレビまである。NHK連続テレビ小説を日に三度も見るカミさんにとっては、引き渡しのぎりぎりまで番組を見たかったのだろう。その辺の感覚が私にはさっぱり分からない。

冷たい雨が降る中での積み込み作業は結構しんどかった。結局は荷物全部を積み込めず、大型ゴミ置き場のスペースを借りて次便で運ぶ荷物を置かせてもらうことにした。

午前7時半に荷物満載の車で辻堂駅まで送ってもらう。カミさんはそのまま横須賀へ荷物を運ぶ段取り。それで一旦、荷物を横須賀の実家に降ろし、とんぼ返りで積み残しの分を再び横須賀へ運び終えてから仕事へ向かうのである。

さて私はと言えば、横浜駅構内のドトールでサンドイッチとコーヒーで朝食。元々どこかで軽く朝食を摂るつもりで、カミさんには7時に家を出ると告げてあった。実際にはそれより30分遅れになったわけだが、朝食を摂るには十分すぎるくらいの時間を作ることができた。

司法書士への手数料代金を用意していなかったので、9時までに現地のコンビニで調達するつもりでいた。コンビニは駅ビルを出ればどこかにあるだろうくらいの感覚でいて、実際ある場所も知っていたが、今日は生憎の雨。折りたたみ傘は持っていたが、濡れた傘をたたむのが嫌でできれば差したくなかった。西口の「相鉄ジョイナス」(昔のダイヤモンド地下街)にコンビニがあるとも思えなかったが、約束の時間まで30分ほど余裕があったこともあって、久々に地下街をぐるぐる歩いてみることにした。

ほとんどの店がシャッターを下ろしている中にコーヒー店だけが営業していた。そしてどこも混んでいる。外国の事情はよく知らないが、日本人ほどコーヒーの好きな国民はいないのではないかと思うくらい、朝の忙しい時間帯からコーヒーを飲んでいる。制服の女子高生が一人カウンターでコーヒーを飲んでいたりして、今やコーヒー文化の浸透ぶりは相当なものである。

地下街にはやはりコンビニはなく、代わりに銀行のATMのコーナーがあった。私が見つけたのは2箇所で、どちらも他行のカードの場合は108円の手数料が取られるものだった。コンビニだったら無料なのにと思って、2箇所のATMをスルーする。やっぱり外に出てコンビニを探すか、その前に伊豆長岡までの切符を先に買っておくかと駅に向かっていたら、おお、あった、コンビニがあった。地下街にまで進出していた。いやあ、歩いてみるものですね。

時計はちょうど約束の時間の5分前。コンビニがなかったら銀行のATMで手数料を払うしかないと諦めていたところだった。備え付けの封筒に現金をまとめ、指定場所に急ぐ。

マンション引渡完了の手続き自体は1時間もかからなかった。鍵を買主に渡し、口座への入金を確認して一連の手続きはすべて終了。晴れ晴れとした気持ちで午後の仕事に向かったことだった。(あ)


【写真】マンション引渡完了の手続きを済ませた商工中金

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【淡彩画】間に合わなかった。うう。


【あやめ湯】18:44〜19:22(4→2人)


【歩数】12,595歩。