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いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

もう仕事する身でもなし馬酔木咲く

朝、いつもの沼津行きの下り電車に乗って伊豆へ移動。

熱海駅からは、いつもだと東伊豆に住む高校生が多く乗り込んでくるのだが、今日は違った。乗り込んできたのは中学生だった。それで気づいた。今日は静岡県立高校の入試2日目の面接試験がある日だった。

私の勤務する児童教室に、お母さんが高校の先生をしているお子さんがいて、先週、私が当番だった時にそのお母さんが、今年の入試は学力試験と面接試験の間に土日が挟まると言っていたことを思い出した。

車中の中学生は、先週の学力試験のでき具合や面接試験に向けての準備をしていた。社会の試験で「くだら」と答えるところ、「百」という漢字は書けたんだけど次の漢字が思い出せなくて「百だら」と書いたが大丈夫かなと心配している男の子に、隣の子が、いっそひらがなで書いたほうがよかったんじゃね? などと言っている。そのやりとりを微笑ましく聞きながら、こちらは座席でせっせとブログの下書きを打つ。

すると今度は、そのやりとりに女子生徒が割って入り、ねえねえ、もし面接で高校生のアルバイトのことを訊かれたらどうする? と言ってきたものだ。そんなことを訊くはずもないのだが、本人たちはいたって真剣。本当に訊かれたらどう答えようかと一様に不安な顔になる。

そこで「百だら」君が、将来は大学へ進学したいと思っていて、高校生のうちにアルバイトをして入学金を蓄え、家計を助けたいというのはどうかな、と模範解答(?)を提示した。あくまで真剣なのである。私がその子の面接官だったら、その答えにどういう点をつけようかと、ブログの下書きを中断してしばし考えた。そして私だったら◯をやるんじゃないかと思った。

熱海駅から乗った中学生は、三島駅で健闘を祈り合いながら沼津方面と修善寺方面とに別れた。引き続き私と一緒に駿豆線に乗り換えた子たちは、大場駅伊豆仁田駅韮山駅伊豆長岡駅とそれぞれ下車して受験会場へ向かって行った。

私は田京駅で下り、まだ上手く鳴けない鶯の鳴き声を聞きながら急坂をゆっくり上る。上りながら、今朝会った中学生たちに幸あれと祈ったことだった。(あ)


【写真】庭の馬酔木(アセビ、別名アシビ)。

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梅の花がほぼ散り、代わって梅の木の下の馬酔木が咲き始めた。壺形の白い花が春風にふさふさ揺れている。花言葉は「犠牲」「清純な心」。


【淡彩画】山岳パノラマ(No.36)

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ポイントは「山麓高原が画紙の多くを占めるように描く」こと。手本には「個々の頂を意識しすぎると全体が画面に収まらないので、できるだけ小さく描く気持ちで描き始めるのがコツ」とある。なるほど、雄大な広がり感を出すには、高原を広く構図に入れるわけね。

ところが、前回上手く描けたと思った山襞がいかにも変。面相筆で描いたのがいけなかった。大失敗です。


【あやめ湯】18:35〜19:12(6→5人)。

風呂場から上がったら、4人の若者が脱衣所に入ってきた。番台のおじちゃんに石鹸の値段を訊いていたから、あやめ湯は初めてなのだろう。旅の帰りに寄ったという大学生のグループのようだった。

そういえば、おじちゃんが先月の27日と28日の2日間姿を見せず、代わってマイ桶氏が番台に座っていたけど、あれって、おじちゃんの従兄弟に当たる人が亡くなったんだって。おじちゃん本人でなく、またおばちゃんでもなく、ひとまず安心。

それで、代打を買って出たマイ桶氏だけど、任務を終えて一言、「座りっぱなしというのは、こんなに辛いものとは思わなかった」だって。そうだねえ、ずっと座っている仕事って楽なように見えるけど、結構辛いよなあ。


【歩数】4,660歩。