いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

甘夏や落ちて猶色そのままに

そろそろキクイモの出る時季かと思い、一昨日の日曜、あやめ湯の帰りに踏切横のコンビニの店長さんに声をかけた。
店長さんは「親方にちょっと訊いてみます」と言う。親方というのは、そのコンビニに旬の野菜を毎日提供してくれる田中山の農家の方である。「後で連絡いたします、お名前とお電話番号をお願いします」と言うので、渡されたメモ用紙にフルネームとiPhoneの番号を書いた。
別にフルネームでなくてもよかったのにフルネームを書いたのは、意識の隅っこに、いよいよこっちへ永住することに決めました、これから長いお付き合いになるかもしれませんのでどうかお見知りおきを、という気持ちがあったからかもしれない。
連絡は直ぐに来た。家に帰ったら留守電が入っていた。私がコンビニを出てバイクで坂を上っている間に親方に連絡をくれたらしい。折り返し電話したら、月曜に畑に掘りに行って火曜に店に持って行くと(親方から)連絡がありました、と店長が言う。
店へ取りに行く時間は昼前でいいかと訊いたら、いいと言う。それで今日の11時半にコンビニへ行ったら、キクイモはまだ届いていなかった。去年も同じような頼み方をしたが、去年はそんなことは一度もなかった。「どうしたのかしら、何かの手違いかしら」とコンビニの人(店長ではない別の人)は心配して、「ちょっと問い合わせてみますね」と言ってくれたが、出勤する時刻が迫っていたので、「いえ結構です、夕方7時半にまた寄ってみます」と言ってコンビニを出た。
そして夜、あやめ湯の帰りに再び立ち寄った。店長が奥から出してきたキクイモは3袋あった。袋に300円のシールが貼ってある。えっ、150円じゃなかった? とは言わない。農家の手間暇を考えたら、これくらい払って当然、去年が安すぎたんだと、その時はなぜか素直にそう思えた。
野菜が高くてとても買えないわとカミさんは嘆き、世のお母さん方も嘆く。しかし私は高いとは思わない。農家のご苦労を思うと、例えば大根が1本200円だって、その値段で買えることをありがたいと思うし、それで農家を元気づけられるのなら大いに協力してやりたいと思う。
キクイモ1袋300円。なんだ安いじゃないか。店長、3袋全部ください。(あ)

【写真】庭に落ちた甘夏。

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昨日吹き荒れた東海の春一番で、甘夏の実がぼたぼた落ちた。しかし、枝にはまだたくさんの実がたわわに落ち残っている。摘果せず、生るがままの放ったらかしだから、うじゃうじゃ枝にぶら下がっている。追肥を一度もしたことがないのに、よくこんなに実が生るものだと感心してしまうほどだ。
とは言っても、昨年はそんなに多くは実を付けなかった。やはり肥料を与えないからかなあと思っていたが、だからといって追肥したりはしなかった。それでもこんなに生るのだから、じゃあ放っといてもいいんだねと思ってしまうのも仕方のないこと。てなわけで、これからも手を入れずに放っておくつもり。

【淡彩画】街角の木(No.23)

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ポイントは「明るい路面とシルエット状に見える並木や建物とのコントラストを強調し、手前に並木の影を描いて逆光の様子を表すこと」。
プラタナスの葉がイマイチ。やや緑が濃すぎたか。外側の葉はもう少し黄色系を多くして描くところだった。
建物の色も明るくなりすぎて、これだと日に当たっているように見えて逆光に見えない。

【あやめ湯】18:33〜19:10(4→6人)。

【タイムラプス】2月21日(火)6:39〜8:39の伊豆長岡の空。29秒。

【歩数】3,550歩。