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いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

家建てる足場も人も風光る

朝、ゴミを捨てて帰る途中、建築中の家の前を通った。
この家の建築が始まったのは昨秋だが、年が明けて1月ももう終わりだというのに、まだ工事が終わらない。よほど凝った注文住宅なんだろうか。
この地区は、元々、昭和40年代後半に別荘地として開発された。しかし、市街地に近い立地条件であることから定住者も多く、そのうちの半数近くが県外から移り住んだ人だという。我が家の南隣りの人は千葉から、北隣りの前の住人は東京から移り住んだと聞いている(今の人は地元・韮山から引っ越してきた)。市の人口統計によると、2017年1月現在、この地区には372世帯、892人が暮らしている。
この地区がかつて新興住宅地だった頃は、麓に住む地元住民からは「山」と呼ばれ、よそ者扱いされたという。それで、それぞれ出身の異なる新住民が新しいふるさとづくりに取り組み、「こんなところに住んでみたい」と思えるような地区にしたいとがんばった。その工夫の一つが、引っ越してきた新住民には必ず組会の副組長になってもらうという暗黙の取り決め。半ば強制的に副組長にすることで地域にいち早く溶けこんでもらおうということらしい。
そういう工夫は悪くないと思う。昔から住んでいる人が偉そうな態度でよそ者扱いするよりはよほどいい。どこにでもいますよね、その土地の主みたいな人が。そういう立場の人が、むしろ積極的に新しい人を受け入れる体制というのは好ましいし進歩的だと思う。
今は月1,000円の自治会費を収めるだけの身ではあるけれど、暗黙の取り決めがまだ生きているとすれば、住民登録をする来年度あたりは私にも声がかかるかもしれない。しかし、それは私としても大歓迎だ。これまで、神奈川と伊豆を行ったり来たりするということで免除されていた清掃活動もできるようになるし、夏祭りやどんど焼きや、その他地域のイベントにも積極的に参加することができる。そして何より、呑める。呑んで土地の人と親しくなれれば最高だ。
4月から伊豆へ完全移住となる。新しいライフステージの始まりだ。死ぬまでそこで暮らすと決めれば、地域住民とのコミュニケーションはこれまで以上に重要になってくる。向こう三軒両隣の付き合いよりももっと広い範囲でコミュニケーションを図りたい。地域のために私ができること、人のために私ができることを、これからはちょっとずつ増やしていければいいと思う。
建築工事中の家では、足場を組んで外壁を塗っていた。シャッシャッというコテの音が小気味よい。車が4台は駐められそうな贅沢な駐車場には作業器具がいろいろ置かれてあって、どんな道具を使っているんだろうと目を向けたら、頭をタオルで覆った若者と目が合った。そうしたら、タオルの彼が私に「おはようございます」と挨拶をしたものだ。こちらからではなく、向こうからである。普通は挨拶の考えにくい場面だったので、ちょっと驚いた。そして、見知らぬ私に挨拶をくれたことで心が晴れやかになった。こういう若者にも挨拶文化が浸透している地域なんだなと改めて思い、ああ、いいところだなあ、終の住処をここに決めてよかったなあと感じ入ったことだった。(あ)

【写真】庭の梅。

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三分咲きくらいだろうか。しばらく梅見酒が楽しめそうです。

【淡彩画】梅林(No.2)

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ハガキ大。vifArt中目。シャープペンシルHB。固形絵の具。
ポイントは「白梅は塗らない」。白い部分は塗り残すという技法を学ぶ。シャーペンは白梅と紅梅の境目に軽く線を引き、木の幹の位置に当たりをつける程度にしか使わなかった。影の描き方が難しい。

【あやめ湯】18:37〜19:13。5→3人。

【タイムラプス】1月31日(火)6:32〜8:43の伊豆長岡の空。32秒。

【歩数】5,574歩。