いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

早梅や終の住処のここに在り

昨年暮れから庭の梅の枝を剪定しなくてはと思いつつ、そのうちそのうちと先延ばししているうちに、とうとう年を越してしまった。
今、枝に蕾がびっしり付いている。いかん、早くしないと花が咲いてしまう。なんとしてもこの連休中に剪定しなくてはと思い藤沢に戻らずにいたが、昨日は午後から雨、今日も朝方まで雨がぱらぱらと残った。
残ったが、雨雲はじき通り過ぎる気配だったので、雨が止むまでの間、押入れの棚を解体することにした。押入れの棚は前のオーナーが、これ便利だよと言って残していった手作りの棚で、二つある。一つは孫の作業机に作り替えて使っていた。もう一つは壁に立てかけてガラクタ隠しに使っていた。でも、そのうちそれも藤沢から家具が運び込まれれば邪魔になる。それで解体して薪に回すことにした。
昼前に一つ解体したが、意外に頑丈で手こずった。それまでに雨はからっと上がり青空も見え出す。そこで、昼飯前に梅の剪定をやっつけてしまおうと思った。
梅の枝は、よくぞまあこんなに伸びたものよと思われるくらい、空に向かってにょきにょき伸びている。見苦しいことこの上ない。「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」とはよく言ったものだ。それにしても茅ヶ崎の歯医者の診察台から見る梅は見事な枝振りだよな、あんなふうにしたいものよと思いながら、醜い枝をばっちんばっちん切っていく。鋏の届かないところは脚立に上って切っていく。
剪定には約2時間かかった。時計は午後1時半を過ぎたところ。さくっと終えて昼は「大連」の月曜20%offランチにしようと思っていたら、これまた意外に手間取った。で、昼は買い置きのUFO焼きそばで済ます。
3分待つ間にiPhoneをいじったら、Yahoo!ニュースで青森山田が話題になっていると知らせてくれた。それで、そうか今日は高校サッカー選手権の決勝戦の日だと気づいた。すっかり忘れていた。「大連」へ行かなくてよかった。行ったら決勝戦を見逃していた。
慌ててテレビを点ける。試合は前半30分を過ぎたところだった。スコアは1−0で青森山田がリード。さらに前半終了間際に1点を加えて2−0となる。後半になっても攻撃の手は緩まず、終わってみれば5−0の大勝。圧倒的な強さを見せつけての初優勝だった。
青森山田は昨年暮れの高松宮杯U-18でもサンフレッチェ広島ユースを下して優勝している。これで二冠達成。今や青森山田は全国から優秀選手が集まるサッカーの名門校になった。アナウンサーも言っていたが、冬は高さ2m44cmのサッカーゴールが雪で埋もれ、体育の平均台のように頭だけちょこんと見せる状態になる。青森山田を22年間指導してきた黒田監督が初めて赴任した時は、部員が電線のスズメのようにバーに腰掛けていて驚いたという。そんな頃から指導を積み上げ、ついにつかみ取った悲願の日本一。同じ景色の中でサッカーをやっていた一人として、心から叫ぼう。日本一、おめでとう!(あ)

【写真】剪定を終えてすっきりした梅。

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もう半開きに咲きかけている蕾もあり、来週辺りから、ぽつぽつ花が咲き始めるのではないだろうか。そう考えると、枝の剪定は今日がぎりぎりだったな。

【タイムラプス】1月9日(月)6:40〜9:14の伊豆長岡の空。38秒。

【あやめ湯】17:54〜18:36。3→4人。

【歩数】1,337歩。