いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ゆく年や十の出来事拾ひつつ

平成28年の今年を振り返って、私の10大ニュースをまとめてみる。
第1位は、マンション売却。
7月に防音工事(防衛省が全額補助)が終了したのに合わせて水回りをリフォームし、自宅マンションを賃貸に出そうと思った。それで幾分かの収入を得て、小さなレストランを営んでいる長男を援助しようとしたのだった。そう考えているところへ、マンション購入時に世話になった会社の関連不動産会社のチラシがポストに入り、試しに電話を入れたらすぐに飛んできた。賃貸を考えていると告げると、ここは駅から離れているから借り手は恐らく見つからない、売却はどうかと勧められた。ではそれで、と9月から相場の額で売りに出したが、2件の内覧希望はあったものの成約に至らず2ヶ月が過ぎた。すると今度は買取業者から相場よりもだいぶ安い額での買取希望があり、このタイミングを逃せば築年数が25年目に突入しローンが組めなくなる、ために売却は益ます見込めないと踏んで手を打つことにした。それもこれも子どもたちへの援助のため。私の懐にはびた一文も入らない。
第2位は、放課後児童教室。
4月から非常勤講師の口があるかどうか分からなかったので、4月以降も確実に働ける口を探す必要があった。それで市の広報1月号に掲載された放課後児童教室職員募集に応募したら採用された。ところが、4月から勤め出してすぐ、女性専用車両に間違って乗ってしまったような違和感を覚え、まあそのうち慣れるだろうと我慢もしたが、慣れなかった。だから、来年3月をもって辞めます。4月からは呑み代を稼ぐ算段をしなければならないが、何をするかは今のところ不明。どこかに非常勤講師の口、ないかな。
第3位は、淡彩画。
7月、大仁のブックオフで偶然、花城康雄著『週末画家入門』という本を見つけた。ちょうどアニメーション制作に限界を感じていた頃で、そうだな、気張らずのんびり絵を描いて過ごすのも悪くないなと思った。そのうち、神奈川の教職員退職者のための会報に、新採用の職場で同僚だった美術の先生の記事が載り、ぜひホームページを見てくれとあったので見たら、ガツンと刺激を受けた。そこに掲載された作品のような絵を私も描きたいと思った。しかし、描けば描くほど技量の無さを痛感するばかり。「下手でいい、下手がいい」の精神で数をこなそうと思うが、ここしばらくは引越し準備にかまけて絵筆をとっていない。
第4位は、餅搗き。
ひょんな縁であやめ湯の知り合いから餅搗きの臼をもらった。幅1cmほどの割れ目があったが、それ以外の傷みはまるでない。杵はなかったのでヤフオクで島根から手に入れた。3月下旬、退職時の職場の元同僚(いずぃなりの会メンバー)が伊豆に集った時、この臼と杵で餅を搗いてワイワイ楽しんだ。ふと思い立って、家の近くに生えていたヨモギの葉を摘んで草餅にしてみたが、ほんのり春の香りがして、いい感じに仕上がった。それで、来春もやるつもりで庭の隅にヨモギを移植しておいた。
第5位は、日本橋船巡り。
9月19日の敬老の日に、平塚「海楽人」のメンバー4人で日本橋川神田川→隅田川の船巡りを楽しむ。その後、浅草に移動して神谷バー電気ブラン。あいにくの雨だったが、雨など全く苦にならない楽しいひと時でした。
第6位は、福島呑兵衛旅行。
恒例夏の呑兵衛旅行で今年は福島。ずっと行きたいと思っていた大内宿だったが、行ったのが夕方で、売店も粗方閉まっていたこともあって、いささか期待はずれのところがあった。でも絵心はそそられた。いつかああいう風景を描いてみたいと思った。
第7位は、天城の湧き水。
湯ヶ島の月ヶ瀬梅林に行った時に、途中の道に偶然見つけた湧き水の無人販売所。20Lが100円なら西伊豆の湧き水と同じ。西伊豆まで汲みに行くのは大変だから、これからはここの湧き水を利用しようと決めた。他に中伊豆のワサビ田の湧き水もあるが、家からの距離はここがいちばん近い。湧き水を飲むようになってから、水道水は一切飲まなくなった。
第8位は、瓦屋根修繕。
夏の台風10号が伊豆を襲った時に雨漏りがした。ぶら下がった電球を伝って雨漏りしていたので、漏電したら大変と、急遽、業者に頼んで瓦屋根の隙間をパテで埋めてもらった。以来、雨漏りはしていない。
第9位は、防音工事。
防衛省が全額補助(330万余円)してくれるというので、全ての部屋の窓ガラスと玄関ドアの防音工事をしてもらった。工事が終了したのが7月上旬。これを機に全てをリフォームして賃貸に出そうと思ったが、前述のとおり、賃貸は叶わないと知って、最終的に売却に踏み切った。
第10位は、タイムラプス。
遅ればせながらiPhoneでタイムラプス撮影ができることを知って、1月からデッキにセットして撮り始めた。雲の動きが面白い。面白いだけでなく、これを撮りためれば立派な気候のデータベースになると思い、伊豆にいるときはせっせと撮り続けている。もうすぐ一周年になる。(あ)

【写真】今年の年賀状。「迎春」の雲の絵の具が薄すぎたかなと思ったが、刷ったらグラデーション風に濃淡が生じて、予期せぬ効果が出た。版画は刷ってみないと分からない。

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【歩数】2,039歩。