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いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

出不精の妻誘ふや冬紅葉

昨日に引き続き、伊豆保健医療センターへ行く。
今日の診療担当医は予約が多く、だいぶ待たされるかもしれないとは昨日の段階で受付の人に言われていた。だいぶって、どれくらい? 2時間、3時間、4時間? と訊いたら、4時間は待たないと思いますけどと言っていたから、では3時間は待つかもしれないのだなと覚悟を決めて、7時半の受付開始に間に合うように家を出た。
受付開始10分前に医療センターに着いた。建物の中は明かりが点いていたが玄関はまだ開いていなかった。外のベンチで時間を待っていると、ほどなくして四五十代の女性がやって来て私のベンチの隣りに座った。
その人が「まだ開いてないんですか?」と話しかけてきた。「ええ、まだです。こういうところは時間ぴったりにならないと開けないようですよ」と、自分の職場もまったくその通りだなと思いながら私が言う。
午前7時半きっかりに、カチャッと自動ドアのロックが外される音がした。それを聞いて自動ドアの前に立つと、ドアは自動的に開いた。中に警備員さんらしい人がユニホーム姿で立って、手で受付の方へ誘導していた。
受付で、初診の方はこれにご記入くださいと書類を2枚渡される。1枚は診療券発行のためのもの、もう1枚はどんな診療を受けにここへ来たかの問診票。受付番号は2番だった。2番ならそんなに長く待たなくても済むだろう、なんとか午後の仕事に間に合いそうだ。そう思いながら待合室の最後列のベンチに座る。
そうしたら、先ほど外のベンチで私の隣に座った女の人が、またまた私の隣りに座った。他に空いているベンチがいくらでもあるのに、である。それで受付番号は何番ですか? と訊く。2番ですと答えると、私は3番、でもおかしいわね、あなたがいちばん最初に受付をしたのにね。
言われてみればそうだった。私が1番のはずだった。私が建物に入る前に他の誰かが受付を済ましていたのだろうか。う〜ん、よく分からない。
その女性はとても不思議な人だった。まず私に、なぜここへ来たのかと単刀直入に訊く。それで、これまでの経緯をかいつまんで言うと、私も同じ、右肺に影が見つかったの、タバコ吸ってたから肺癌じゃないかしら、どう思う? 
どう思うって、それを診断してもらうためにここへ来たんでしょう? 私に訊かれれも困ります、とは言わないで、タバコ吸う=肺癌とは言い切れないと思いますよ、タバコを吸わない人でも肺癌になる人はいますから、とだけ言う。
それから私の名前を呼ばれるまでの約2時間、家族のこと、仕事のこと、趣味のことなどをその人とずっと話していた。途中、ちょっと電話かけてきますと言って席を立ったが、そのとき、その席(私の隣)を取っておいてくださいと頼まれた。私にもっと話を聞いてほしかったらしい。肺に影が写ったのは初めてだと言っていたが、それで肺癌への恐怖が頭から離れず、その不安を誰でもいいから話して気を紛らしたいと思っていたのかもしれない。(あ)
写真は、お隣さんのイロハモミジ

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お隣さんが今のところへ越してきてまずやったことは、屋根より高く伸びた庭木を切り倒すことだった。
平屋建てのお隣さんのリビングは、高い庭木の陰になって日が射さない状態だったのだが、庭木をばっさり切ることによってすっかり明るくなった。お陰で我が家の渡り廊下の引き戸から向こうのリビングが丸見えになってしまい、それでかえってこっちが気を遣って目隠し用にゲッケイジュの苗を2本植えたものだ。
そんな中で、このイロハモミジだけが切り倒されずに残った。玄関よりも道路寄りにあったことでリビングの採光に影響なしと判断されたのだろう。
カミさんはこのイロハモミジを羨ましがる。うちの庭にもシダレモミジじゃなくてイロハモミジがあったらいいのに、と言う。なに、借景というのもあるさ、愛でたけりゃお隣さんの庭を眺めればいい、階段の窓から手の届くところまで枝を伸ばしているのだし、半分うちの庭木みたいなもんだ、南と北の両方に庭があると思えばいいじゃないか、と私なんかは思うが、カミさんはそうは思わない。無い物ねだりの子守唄、なのである。
あやめ湯(18:32〜19:10)2→4人。

3,084歩。