いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

葉の艶を増して石蕗岩に咲く

長岡南浴場(18:36〜19:21)4→1人。
20日の今日はあやめ湯の定休日。それで久々に長岡南浴場に回った。
長岡南浴場は、かつての温泉街のメイン通りから50mほど奥まったところにある。この浴場の難点は駐車場がないことだが、バイクの私は玄関横に駐めるから別に困らない。利用客は、歩いて来れる近所の人がほとんどで、洗い場は4つしかないが、これまで順番待ちするほど混んだことは一度もない。
玄関の戸を開けたら、男用の大きな靴が3足並んでいた。その3足の靴のどれにも靴下が突っ込んである。そんなの今まで見たことない。どんな客だろうと思いながら受付の人に声をかけた。
「今日は混んでそうですね」
受付の人は初めて見る人だった。しばらく行かないうちに別の人になっていた。
「今、団体さんが入ってる。タイのチェンマイから順天堂病院に研修に来てる医者だって。それと家族(家族を連れて研修?)。すぐそこに◯◯というスナックがあるけど、そこのママさんがチェンマイ出身の人で、その人がここへ連れて来た。お風呂の使い方を丁寧に説明していたから大丈夫でしょう(パンツをはいたまま入ったりしないでしょう)。もう少ししたら出てくるんじゃないかな。あと、気難しそうな人が一人」
受付のおじさんはそう言って私にロッカーの鍵を渡した。たった3人で団体さん扱いかよと思いながら鍵を受け取り、もう一度3足並んだ靴に目をやる。なるほど、すると靴に靴下を入れるのもそのママさんが教えたんだな。タイではそうしてるのかな?
脱衣所に入ったら、あやめ湯のスキンヘッド氏がちょうど風呂場から出てきた。気難しそうな人とはスキンヘッド氏のことだった。スキンヘッド氏がそんなふうに見られていたとは意外。ちっとも気難しくないのに。見た目で損をしてるな。スキンヘッド氏もあやめ湯が定休日なのでこちらへ来たとのことだった。
風呂場に入ると、タイの医者の家族が3人並んで体を洗っていた。奥からお父さん、次男、長男という並びで、これは玄関の靴と同じ並び順かなと思った。いちばん手前の洗い場が空いていて、そこへ座るときにお父さんと目が合った。こんばんはと私が改めて挨拶すると、お父さんはタイランドと答えた。そこから先日亡くなった国王の話に持っていきたかったが言葉が出てこない。ちょっとした英語も話せない自分が情けなかった。
写真は、庭に咲き始めたツワブキの花。

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あれ? ツワブキの花って10月に咲くんだったっけ。毎年この時期に咲くのに、その認識がまるでない。
ツワブキを漢字で書くと「石蕗」。iPhoneアプリ「花しらべ」には「海岸の磯地や崖に自生する多年草」とある。葉の艶々した感じは、なるほど、いかにも潮風に強そうだ。
このツワブキが庭にうじゃうじゃ生えている。数年前に実姉が伊豆を訪ねたときに庭のツワブキを見て、これでキャラブキを作ればいいとカミさんに教え、カミさんはそのアドバイスを受けて早速キャラブキを作ったものだ。そのときカミさんは、普通のフキを煮たのと比べて旨くないようなことを言っていたが、私は逆にツワブキのほうが適度の苦味があって旨いと思った。
あれ以来ツワブキを食べていないが、せっかく庭にたくさんあるのだからキャラブキを作らない手はない。作り方はいろんなサイトで紹介されているから、それを参考にすればいい。頃合いは花の咲き終わる3月あたりか。おっ、キクイモの出回る時期と一緒だな。どちらも、楽しみ楽しみ。(あ)
タイムラプスは、10月20日(木)6:26〜8:36の伊豆長岡の空。

3,134歩。