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いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

週末の画家を気取つて秋の浜

写真は、内浦漁港。

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昨日の休み、やっぱり船が見たくなって、夕方バイクを内浦漁港まで走らせた。堤防には中型の漁船が3隻、どうぞお好きなように描いてくださいといわんばかりに、左を向いて真横に繋がれていた。
夕方4時近くで、普段なら人の姿など見ない漁港だが、昨日は違った。年配の男女十数人のグループが、岸壁にイーゼルを立てて船の絵を描いていたのだ。
カンバスの絵はちらっとしか見なかったけれど、描いているのはどうも油絵のようだった。めいめいが好みのポジションに陣取り、折りたたみ椅子に座って絵筆を動かしている。見た感じ、どこか地元の絵画サークルのようだった。少なくとも、一人の先生を取り囲んで技法を学ぶといった絵画教室のような様子ではなかった。趣味を同じくする仲間といった感じだった。
へええ、内浦漁港って、絵を描く人がスケッチに押しかけるところだったんですね。私も前から絵になる風景だと見ていたが、なるほど、目の肥えた人にもそういうふうに見えるんだ。描き慣れた皆さんもこういう風景を描きたいと思っていたなんて、なんだか自信がついた感じです。
岸壁の縁まで行って船の写真を一枚一枚撮っていたら、背後でばたばたと道具を片付け始める気配がした。誰かがバスの来る時刻を皆に知らせている。一斉に片付け始めたと思ったら、あっという間に片付け終わった。さすが皆さん、手慣れたふうである。バスは沼津行きだろうか、伊豆長岡行きだろうか。バスから降りたら、どこぞの飲み屋で反省会でもするんだろうなあ(それにしても、まだ絵の具の乾いていないカンバスをどうやって仕舞ったんだろう)。
スケッチグループは、退職されて悠々自適の老後生活を送っていらっしゃる方々とお見受けした。同じ趣味を持つ仲間と、こうして日がな一日過ごすのって楽しいだろうな。でも一緒になって絵を描くのってどうなんだろう。私だったら、誰にも邪魔されずに一人で好きなように描きたいと思うけどなあ。
絵を描くというのは、やはり一人で楽しむ趣味なのだと思う。皆でわいわいがやがややる類のものでもない。ゴルフとかテニスとか合唱とかだったら複数の仲間と楽しいときを過ごすこともできようが、絵の場合はそうはいかない。絵を描くというのはきわめて個人的なもので、自分の思うところをいかに表現するかに腐心する。そのためには、かえって仲間がいないほうがいいくらいである。
絵の腕を磨くのであれば、仲間と切磋琢磨することは必要かもしれない。でも、そんな堅苦しく考えなくても、描きたいときに描く、描きたいから描く、それでいいんじゃないかなと思う。どうせ描くなら上手く描きたいとは思うけど、「上手い絵」が「いい絵」とも限らない。これが絵の難しいところ、なんて知ったふうなことを言ってはいるが、その実何も知っちゃいない。果てしない道を、闇に迷いながらあっち行ったりこっち行ったりしているといったところでしょうか。
今年は仕事の都合でなかなかまとまった時間が取れないけれど、そんな細切れの時間をうまくやりくりして、描きたい、という気持ちを持ち続けていければと思っています。海に、川に、山に足を運び、そこで見つけた感動を絵に表現できれば最高ですね。(あ)
タイムラプスは、10月19日(水)6:00〜8:05の伊豆長岡の空。
あやめ湯(18:33〜19:10)2→1人。

2,984歩。