いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

我が胸に一点の影秋深む

f:id:jijiro:20161013113957j:plain今日は職場の健康診断。毎年恒例の健康診断だが、こんなに遅い時期の健康診断は始めて。
学校に勤務していた頃は、健診は会議室で行われていたが、市の職員の健診は市庁舎を使って行われる。伊豆の国市の場合、伊豆長岡庁舎(本庁舎)と大仁庁舎の2箇所(韮山庁舎は去年閉鎖された)のどちらかで受診すればいいというので、仕事も休みだし、家から近い方の大仁庁舎にした。
受付は午前9時から11時。前夜10時以降は何も食うな飲むなの健診だから、一刻も早く空腹を満たそうと、皆さん早い時間帯を狙ってくると読み、締め切り10分前に受付をした。その読みが当たり、会場はがらがらに空いていて、視力、血圧、採血、心電図とすいすい健診が進む。
途中、心電図の順番を待っていたら、受付の係の人が私の横に座った。そうか、受付の人も市の職員だったんだね。受付を締め切って最後列に加わったんだ。
問診、身長、聴力検査と進み、外へ出てX線撮影車に乗り込む。胃の検査はパス。受付でどうしますかと訊かれたから、しませんと答えた。別に今日は休みだからバリュームを飲んで飲めないこともなかったが、どうもあの、バリュームを飲んだ後のトイレ通いが嫌で嫌で……。どうしますか? と訊くくらいならやらなきゃいいのに、未だに必須のように健診メニューに残っている。バリュームを飲ませて体を不調にさせるのだから、そんな検査、とっととやめればいいのである。
さて、問題のX線撮影。何が問題かというと、職場の健康診断で行うX線撮影は間接撮影でフィルムの精度が低く、必ず淡い影があると指摘される。それでそのたびに他の医療機関で精密検査をしなければいけない。精密検査は直接撮影だから影の様子がより詳しく映し出される。しかし、その結果を得るために二度も放射能に身を晒すことになるのである。これが問題。
だから、影の存在を指摘されてから、どうせ影が映るのは分かっているのだからと職場には訳を話し、間接撮影はせずに、藤沢の病院で直接撮影をしてもらうようにしてきた。病院には過去の私のフィルムが保存されているから、以来ずっと、それと見比べて影に変化なしと担当医に診断書を書いてもらい、それを職場に提出してきた。もちろん有料。何とか無料にならないかと職場が変わるたびに管理職に話を持っていったが、何とかしましょうと言ってくれた管理職は一人もいなかった。
今年も直接撮影をするつもりで病院には8月に予約を取ってあった。ところが、予約の日が迫っても、市の方から健康診断実施の連絡がない。特に子どもと接する職場だしX線撮影がないはずがないと思っていたところへ、ようやく健康診断のお知らせが届いた。そのときは既に遅しで、病院の予約日は過ぎていた。
今日のX線撮影の人にこれまでの経緯を伝えてはみたが、私らは与えられた仕事をやっているだけで、この場でそんなことを言われても困る。X線撮影をしなければいけないことになっているのでやっていただくしかない、の一点張り。ここでごねても仕方がないと思って間接撮影に応じたが、いずれどこかで直接撮影のために藤沢の病院に予約を取らねばなるまいなあ。平日の木曜(担当医の診察は毎週木曜)にうまく休みが取れるといいんだが。(あ)
写真は、X線撮影車。

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ボディに「田方」とあるのは、かつて行政区が田方郡大仁町だったからと思われる。ともに田方郡だった韮山町、伊豆長岡町、大仁町が合併し、平成17年に伊豆の国市が誕生したが、財団法人の名称にはそのまま「田方」が残った。
同じくボディに「KEIRIN」のロゴマークが見えるのは、協会ニュースによると「平成16年度競輪の補助金を受けて…」導入したことによるらしい。伊豆の国市誕生の前の年だ。補助金はざっと2205万円。さすが競輪、太っ腹。
タイムラプスは、10月13日(木)6:03〜8:01の伊豆長岡の空。
あやめ湯(17:20〜17:51)3→3人。

2,247歩。