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いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

我儘といふ美学あり秋の空

私はほとんどテレビを見ない。しかし、サッカーの日本代表の試合中継だけは見る。
ロシアW杯アジア最終予選の初戦をホームで落とした日本は、これまで1勝1敗と苦しい展開。今日の第3戦のイラク戦は、これに勝たなければW杯出場はほとんど絶望的な崖っぷちの戦いだった。
その危機感は、今回代表に招集された選手自身がいちばん強く感じているのだと思う。ただ、日本代表の最大の懸念は、これまでチームの中心となって活躍してきた海外組が、所属チームの試合に出場できていないということ。このことは多くのマスコミの指摘にあるとおり。それと知りつつ、でも招集せざるを得ないところに今の日本代表チームが抱える問題があるのだろう。
今日のイラク戦を前に、日本サッカー協会はコーチにリオ五輪代表で指揮をとった手倉森監督を招聘した。その意図は、ハリルホジッチ監督の解任を視野に入れていることは明らかだ。もしもここで、イラク、オーストラリアに連敗でもしようものなら監督解任も辞さないということだ。
さて、注目の先発メンバーだが、監督はトップ下に香川ではなく清武を起用した。その清武が前半26分、原口の先制点をアシストする。
この清武の一連の動きが素晴らしかった。自陣でボールをキープした清武が、そのままドリブルで相手2人を抜き去り、中央の本田にパス。そして本田を追い越す形で右サイドを駆け上がり、相手DFを引きつけた本田から縦パスをもらってゴール前の原口へ低いクロスを出す。原口はこれを絶妙なヒールキックでGKの股を抜いて先制点。
また、原口の動きも素晴らしかった。原口は、清武がドリブルして上がると見るや、左サイドに回りこみ、トップにいた岡崎がゴール左に膨らんで作ったスペースに走り込んで清武のクロスに合わせた。
二人とも相当に長い距離を走っている。こうした、一連の流れるような動きから点を奪うこと、これが日本サッカーの目指すスタイルだと思うし、私はそういうサッカーをこれからも見たいと思っている。
そういう点で言うと、同点に追いつかれた後半の、あのアディショナルタイムでのパワープレーはいかがなものか。ヘディングに強い吉田を上げて最後のワンチャンスを狙う戦術は、何が何でも勝ちに行く思いが生んだ判断ではあるにしても、目指すサッカーのスタイルとは程遠いような気がしてならない。
結果的に吉田が踏ん張ってファールをもらい、清武のFKから途中出場の山口がミドルシュートを決めて劇的な勝利になったわけだが、それが私が見たかったサッカーかというと、どうも違う気がするのです。
勝ち点3が取れたんだからそれでいいじゃないか、きれい事言ったって勝たなきゃ意味ないんだよという声は、たぶんそのとおりだと思う。私も、日本が勝ってほっとした、よかったよかったと思う。それでもやはり心のどこかに、本当にこれでよかったんだろうかという思いが消え残ってもいる。わがままを言わせてもらうなら、最後まで自分たちの目指すスタイルを貫くという美学があってもいいと思うのだ。(あ)
写真は、庭のミニ菜園。

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昨日、枯れるに任せたミニトマトを撤去し、周りの雑草を引っこ抜いた。もう少しきれいにしたかったが、藪蚊の猛襲に遭い、途中で草取り作業を投げ出した。
タイムラプスは、10月6日(木)5:47〜8:10の伊豆長岡の空。
あやめ湯(18:34〜19:05)3→2人。

1,256歩。