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いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

すがる虫もう鳴くなもう夜が明ける

午前5時を少し回ったところで家を出る。辺りはまだ暗い。
燃えるゴミの袋をぶら下げながら坂道を下りていると、草むらの虫の声が昨夜と違うことに気づいた。昨夜は結構賑やかに鳴いていたのが、今朝はしっとりと穏やかな鳴き声に変わっている。秋の夜長を鳴きとおす虫は、同じ虫が朝まで鳴きとおすのではなく、時間を分けて雌への求愛を譲り合っているようなのだ。
ちんちろりんの松虫でもない、りんりんりいんの鈴虫でもない、がちゃがちゃのくつわ虫でもない、なんていう名の虫だろう。
人家はまだ寝静まり、道を走る車もない。虫の声だけが聞こえる中を歩いていたら、道の前方で何かがぼとりと落ちる影が見えた。栗である。ソフトボールのように大きな毬栗。薄暗がりに見ると口がぱっくり開いている。靴で口を広げたら、中からぽんと弾けるように大きな実が飛び出した。その実がこれ(伊豆長岡駅に着いてから撮った)。

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でかいでしょ? 毎年ここで孫と栗を拾うのだが、今年の孫は学校が忙しいらしく、よって今秋は孫と栗拾いをしないまま過ぎてしまいそうです。
台所のリフォーム工事は、私が藤沢に着くや否や、私を待っていたかのようにすぐに始まった。二人一組で、一人は室内工事を、もう一人は外で商品の搬入と解体で出た廃材処理を担当するかたち。
どんなふうに工事をするのか興味津々の構えで作業を見守る。パソコンチェアにどっかと腰を下ろし、作業の動きを追う。作業の一工程が終わるごとにiPhoneを向けてシャッターを切るが、度重なるシャッター音にイラつき、作業の人の気を損ねるといけないと思って、シャッター音が出ないアプリで撮影した。
リフォーム工事はこんな具合に進みました。

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すべての作業が終わったのが午後7時半過ぎ。作業は午前8時半から始まったから、延々11時間を超える作業だった。いつ昼食を摂るかいつ摂るかと見ていたら、結局その人は昼食も摂らずにぶっ通しで作業を続けたものだ。休憩も二度のトイレ休憩くらいなもので、ほとんど休まなかった。水分補給もしなかった。
それを背後から一部始終見ていた私だったが、その背中には何か声をかけづらい雰囲気が漂っていて、「これで終了です」と向こうから言われるまで、とうとう声をかけることができなかった。
もともと今回のリフォーム工事は今日と明日の2日間で行う予定だった。が、作業をした人が、古いキッチンを解体した段階で「これは(今日中に)いける」と思った。解体にもっと時間がかかると思っていたら意外にスムーズに行ったので、終わりの時間が少し遅くなるけれど、今日中にやってしまおうと判断したという。それでいいかと訊かれた私も、一日で工事が終わるならそれに越したことはないとその判断に首肯した。
途中でガス会社の人がやって来たが、ちょっと様子を見に来たというふうで、また明日来ると言ってすぐに帰って行った。というわけで、水は出るけどお湯はまだ沸かせません。いっそのことオール電化にしとけばよかったかな。(あ)

6,991歩。