いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

秋雨や裸婦の絵描く二枚ほど

ここしばらく、ずっとお日様を見ていない。昨日も雨、今日も雨。
雨の休日は外へ出るのが億劫だ。それで大抵家でごろごろしてはカミさんに邪魔扱いされる。些細なカミさんの一言が癪に触ったりする。
「なに、ご飯のスイッチ入れてなかったの? 入れといてって言ったじゃん。朝早く起きてたって、何の役にも立たないんだから…」
炊飯ジャーには予約タイマーがあるのに、カミさんはそれを使おうとしない。
「だったら予約タイマーを使えばいいじゃないか」と私はムッとして言うが、カミさんは端から使う気がない。
カミさんと一緒になり、平塚のアパートで暮らすことになったとき、義兄の世話で電化製品を揃えることになった。義兄の大学の友人で、当時、秋葉原で電気店を営んでいた人がいて、「そいつに頼めば何でもやってくれるよ」と義兄が言うものだから、ではお願いしますと、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、それと炊飯ジャーを、秋葉原から平塚まで運んでもらった。
で、あるとき、新品の炊飯ジャーの予約タイマーをセットして寝たカミさんが、翌朝起きてみたらご飯が炊けていなかった。原因は分からない。以来、カミさんは、炊飯ジャーの予約タイマーを信用しなくなった。朝4時に目を覚ます私に、「起きたらスイッチを入れて」と頼むようになったのである。
今朝は、役立たず呼ばわりされた後に、「なんで(窓)閉めてんの? 息苦しい」と言って、窓辺に横になっていた私をまたいで勝手に窓を全開にしやがった。私は朝早く起きてリビングのパソコンでブログを書いていたのだが、早く起きすぎて(2時前に起きた)いささか眠くなり、ブログを書き終わって窓辺で横になっていた。毛布も何も掛けていないから、途中で夜気を冷たく感じて窓を閉めたのだった。
「寒いから窓を閉めただけじゃないか、何だよ」とは言わない。ムッとはしたが、言えばムッとした気分がカミさんに飛び火して朝ごはんを食い逸れることになるから言わないでおいた。
午前中、カミさんに背を向けてYoutubeで水彩画の描き方を学ぶ。朝からずっとパソコンに向かう私を見てカミさんは、「全くねえ、◯◯ちゃんとそっくりだわ」と孫の名を語ってため息を漏らす。最近のお兄ちゃんはテレビゲームに凝っていて、やり始めたら止まらない。それとパソコンから離れない私とそっくりだと言うのだ。
Youtubeで水彩画の描き方を見ていたら、ある水彩画の講師をしている人が水彩画の道具について語っていた。曰く、水彩画の道具で大事なのは紙と絵の具で、あとは筆もパレットも百均で十分だと。そうか、紙と絵の具が大事か。絵の具は透明水彩絵の具があるからそれで十分として、問題は紙だな。なになに、お薦めの紙は、マルマンのVIFART(中目)とな。よし、そいつを買ってこよう。
いつも行く文具スーパー(仮店舗)は、先日9月22日(木)で店を閉じたため、他に近くで画材を売っている店はないかとネット検索した。そうしたら、藤沢駅ビルに「世界堂」が入っていることを発見。
この店は美術の世界では知る人ぞ知る有名な店のようで、恥ずかしや、私はこれまでこの店のことを全く知らなかった。だったらわざわざ銀座の伊東屋まで行かなくてもよかったわけだが、まあいいさ、これからいろいろお世話になりますので、よろしくお安くしていただきますようお願いいたします。(あ)

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今日のポーズ。2枚描いたうちの1枚。これを描き上げるのに約50分。鉛筆は3B。

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10,808歩。