いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

美しき日本語持たむ秋の空

写真は、iPad用スタンド付きキーボード。

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iPadを持ち歩くのに、いちいちキーボードも持ち歩くのは愚の骨頂。これまでずっとそう思っていたのだったが、息子が使っていたスタンド付きキーボードを藤沢の自宅の我楽多に見つけ、息子が要らないなら私がもらおうと伊豆へ持って来ていた。
伊豆にはiMacがあるからこのキーボードの出番はないだろうと思っていたが、この前、伊豆に遊びに来た孫が目ざとく見つけてままごと遊びに勝手に使っていた。それで、せっかく遊ぶのならキーボードで打った字が画面に出たら楽しかろうと、iPadコネクタに差し込んでやった。ついでにローマ字入力の方法も教えてやったら、ローマ字表とにらめっこしてしばらくアプリ「メモ」で遊んでたっけ。
しかし、遊びで使っても仕事でこれを使うことはないだろうと思っていたら、あった。月例のミーティングを控えた当日の朝、これまでミーティングのメモを取るのに使っていたタブレットPCに、突然の不具合が生じた。一太郎専用機として使っていたタブレットである。充電した前夜は何でもなかったのに、翌朝もう一度操作を点検しようとしたら、パスワード入力の窓に黒丸(●)がばばばばっと暴走して入力を阻止するのである。そして、それを消して新たにパスワードを入力し直すと、今度は「パスワードが間違っています。Microsoftアカウントのパスワードを使用していることを確認して下さい」というメッセージが出るのである。何度やっても同じ。恐らくキーボードが勝手に押される不具合だと思ったが、どこをどう直せばいいか分からない。で、いずれ時間があるときに直すことにして、今回は急遽の代打としてiPadにご登場願うことにした。
今ではすっかり孫の遊び道具と化したiPadではあるが、まだまだ現役として仕事に使えるのは嬉しい。昨日(8/30)のミーティングのメモはこのスタンド付きキーボードで書いた。キーボードの重さは680gで存外重い。重いし折りたたみ式じゃないし常に持ち歩くのには不向きだが、充電器として部屋に置いておくのなら一向構わない。たぶん充電とPC同期をしながらキーボード入力するという使い方を前提としているのだろう。タッチ感覚は触れ慣れているアップル純正のキーボードと同じなので、その点では全く違和感はない。アプリは「メモ」を使った。文字を打つだけの、それこそメモを取るだけの用途だからそれでいい。そのメモを元に職場のパソコン(WindowsXP)のExcelで打ち直して「月報」(市教委に提出する)を作成する。これが私の係。
思えば今年2月、勇んで「一太郎2016」をタブレットPC(Windows10)とセットで購入したのだったが、漢文の返り点や送り仮名を打つ必要のなくなった今は、一太郎の恩恵に浴する機会は皆無になった。
私が最初に使ったワープロソフトは、フロッピーディスク1枚に収まった一太郎だった。以来、一太郎のバージョンアップとともにずっと一太郎を使い続けてきたが、今やワープロソフトが主にブログを書く目的に使われるようになってみれば、もはやレイアウトの多機能性は必要なくなった。シンプルな「メモ」で十分である。
ワープロソフトとして一太郎はこれからも苦戦を強いられると思うが、複雑な日本語表現を身近なものとしていかに使い勝手よくするか、美しい日本語をいかに後世に伝えるかという点に主眼をおいて、末永く頑張っていって欲しいと、いち一太郎ATOK)ファンとしては願っているところです。(あ)
タイムラプスは、8月31日(水)5:14〜7:28の伊豆長岡の空。
あやめ湯(18:35〜19:14)3→1人。

2,838歩。