いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

日焼子の首に手作りキャンディレイ

写真は、追加の誕生会でもらったキャンディ・レイ。

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放課後児童教室の8月の誕生会は17日(水)だったが、そのとき欠席だった子が今日来ていたので、その子のために追加の誕生会が今日行われた。ついでにスタッフもということで、私ともう一人が前に立った。私は4月生まれで、8月生まれでないにもかかわらず、4月にやらなかったというので、どうぞご一緒にと声がかかった。

この歳になってハッピバスデーを歌ってもらうことになろうとは思ってもみなかった。ああ、いずれ老人介護施設の世話になるようになったら、こんなふうに扱われるんだろうな。いやだいやだ、絶対そんなふうになりたくない。

今日のところは発案したリーダーの顔を立てて嫌々ながら従ったが、いい歳晒して誕生会もないものだ。正直、祝ってもらったところでちっとも嬉しくない。子供会などが行なう誕生会はかわいらしくていいが、老人施設の場合は、とてもそんなお歳には見えませんね、お若くていらっしゃるというお世辞の裏に、そろそろお迎えが来てもいい頃という邪な心が見え隠れして、素直に喜べないところがある。

別に他人がどう思おうと勝手だが、余計な世話焼きだけは御免こうむる。老後は誰にも迷惑をかけず静かに趣味に生きたいと思っている。少なくとも迎えが来るその日までは、子供の世話にならず施設の世話にならず病院の世話にならず、自力でひっそり暮らしたいのである。

私の祖父は脳卒中で倒れ、自宅で寝たきりの生活がしばらく続いた。父もまた脳卒中で倒れ、こちらは病院に運ばれたまま病院で逝った。青森に住む実兄は言う。「うちはアダリ(脳卒中)の家系だからおめ(お前)も気つけろ」。

そう言われても、どこをどう気をつけていいものやら、気のつけようがない。せめてころっと倒れたときにそのままおさらばとなればいいのだが、ことがそう上手く運んでくれるかどうか。もしかしたら意識のないまま生き延びてしまうのではないかという心配もある。それで周囲に面倒をかけることになったら最悪だ。

祖父が寝たきりになったのは、私が小学校に上がる前の頃だったろうか。祖父は沿岸漁業の漁師だったが、私は祖父が仕事をしているのを見たことがない。私が祖父の姿を記憶しているのは、寝たきりになってからのそれである。 船に乗っているときに倒れたと聞いた。

祖父の介護はもっぱら祖母が行なった。寝返りを強いられた祖父の脇腹から尻にかけて、激しい床ずれで皮膚がただれ、悪臭を放っていたのを今でも覚えている。子供心にも、ああはなりたくないと思ったものだ。

キャンディ・レイから思わぬ方向に話が行ってしまった。まさか、祖父の思い出につながるとは思ってもみなかった。いつものことだが、思いつきを思いついたまま書いているからそうなる。でも、それでいい。それがこのブログの一つの特徴でもあるから。さて、どんな話になるんだろうと、書いている本人も先が読めない展開を楽しみながら書いているのです。

タイムラプスは、8月19日(金)5:52〜7:33の伊豆長岡の空。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/1167131546678054/

あやめ湯(18:33〜19:05)3→3人。

2,038歩。