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いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

炎天に脳天晒し露天風呂

午後から、大仁の「百笑(ひゃくわらい)の湯」に行ってきた。伊豆で最大級の温泉施設とあって、前から行こう行こうと思っていた。ただ、料金が平日1,500円、土日2,000円とちょっとお高い。年金頼みの身にはいささか敷居が高くはあった。それが、先日「15周年感謝キャンペーン」の一週間(7/14〜7/20)限定優待券を道の駅「伊豆のへそ」で手に入れ、これは行かねばなるまいと、仕事休みの今日を狙っていた。
平日1,500円のところ、優待券を使うと1,000円になる。玄関で雪駄を脱いでフロントに行くと、履物を下駄箱に入れて鍵を持ってきてくれと言われた。玄関には履物を脱いでくれという注意書きはあったが、下駄箱の鍵をフロントに持って来いとは書いてなかった。「なんだ、そんなことも知らないのか」と言われたような気がして面白くなかった。
下足番号を見ると1000番台、フロントで渡されたロッカーの番号が2000番台。脱衣所に入ると、まずその広さに圧倒された。ロッカーがレジャーランドの迷路のように縦に横に並んでいて、その奥に6畳ほどの喫煙室がある。喫煙室の反対側の向かいの壁には化粧台がずらり並び、こんな数の化粧台なんて見たことないと思えるくらいの数である。

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風呂場に足を踏み入れると、正面にごつごつした岩肌の城山(じょうやま)がバーンと飛び込む。狩野川の流れは土手道の陰になって見えないが、川に架かる赤い大仁橋は手前に大きく見える。そして右手の小高い丘には大仁ホテルが建つ。冬なんぞはきっとこの眺望の中空に雪を頂いた富士山が加わるんだろうなあ。
さらに夏の花火大会は、特に8月1日の大仁の花火大会は、目の前の河川敷から打ち上げられる。そういえば、あやめ湯で顔なじみの米朝氏は、この百笑の湯の2階休憩室から花火見物を楽しむんだとか言っていたな。なるほどその手があるかと納得できるパノラマである。
浴槽は、眺望に向かって右からジェット、バイプラ、水風呂、炭酸泉、源泉掛け流し、塩風呂と並び、塩風呂から上がった後に流すシャワーの裏側に、もう一つ源泉掛け流しがある。端から端までざっと30mはあるだろうか。さらに、風呂場中央のドアを開けた階段の下に露天風呂、サウナ風呂がある。噂に違わぬ巨大な温泉施設である。

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ひと渡り全部の浴槽に浸かってみた。それぞれの浴槽に1人ないし2人浸かっている中で、際立って人気の浴槽があった。それは、炭酸泉。この浴槽には私が浸かっている間、私も含めて8人もいた。全身が細かい粟粒で覆われ、それほど高い温度でもないのに、じわじわっと汗が出てくる。サウナが熱さに耐えて力ずくで汗を流す風呂だとすれば、こちらは息苦しくなく楽に汗を流せる、入ろうと思えば何十分でも入っていられる、そんな風呂である。現に、文庫本を手にしながら入っている人がいたし。
塩風呂に入ったら、これがなんと、体がぷかりと浮かぶではないか。目の前に死海で海水浴を楽しむ男女の写真が飾られ、まさに見たその写真どおりの格好でぷかぷか浮かぶのである。手すりに捕まっていないとひっくり返ってしまう。バランスを取ろうとして変に力むし、まったくリラックスできるものではなかった。1分も浮かんでいれば十分である。
風呂から上がって2階の休憩所で一休み。この休憩所がまた、やたら広い。そりゃそうだ、男女約30mずつの長さの真上にあるのだからそうなる。実際には全部がごっそり休憩所というわけではない。ステージのある和室、仮眠室、カラオケボックス、マッサージ室を差し引いての広さなのだが、それでもやはり広い。ここで皆さん、お茶を飲んだり、寝そべって漫画を読んだり、食堂から持ち込んだのだろうか、食べ終えたラーメン丼などもある。めいめいがそれぞれのスタイルで休憩していた。

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休憩所で10分ほど休んでから、再び風呂に入る。二度目は炭酸泉と露天風呂のみで他はパス。午後1時半に受付を通って、鍵を返したのが5時少し前だったから、「百笑の湯」には3時間半近くいたことになる。平日の中途半端な時間の割には結構な利用客数だった。これが土日だったらもっと混んでいるのだろう。頻繁には行けないけど、月に一度程度なら行ってもいいかなと思わせる温泉施設でした。(あ)

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3,930歩。