いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏草や土手の歩みを脅かす

今日は学校の授業参観日ということで、放課後児童教室の利用は通常の半分以下だった。保護者の多くが授業参観の後に子どもを連れて帰るからだが、逆に言えば、授業を参観できない親御さんが半分はいるということだ。一億総活躍とは言うけれど、お母さんが働きに出る裏で、寂しがっている子も多くいるんだということを知っておかなければいけない。
放課後児童教室では毎月、連絡会というのがあって、市の放課後教室の代表が教育課の会議室に集まって情報交換をすることになっている。で、先月の連絡会に出た人の報告によると、放課後児童教室利用の対象者を、今の小学4年から小学6年までに引き上げようという動きがあるらしい。まずは保護者にアンケートを取ってみて、とのことだが、社会のニーズが高ければ、2年前に小学3年から現行の4年に利用者を引き上げたように、市としてもそうせざるを得なくなるだろう。
しかし、ですよ、小学5年、6年ともなれば立派に留守番ができる年齢のはず。放課後の自由な子どもの時間をなぜ放課後教室で拘束せねばいけないのか。働く親の子育て環境を整えるのを優先して、子どもの気持ちを後回しにしているとしか思えない。学童を保育してくれる施設に預けておけば安心安全かもしれないが、親が子どもと一緒になって遊んでやる時間を作ってやることが先決ではないのか。子はそれを望んでいるのではないのか。
学童を預かる立場からも利用対象を5、6年に広げるのはどうかと思う。4年生のやんちゃ君たちだけでも手を焼いているというのに、さらに5、6年生が加わるとなると、どれだけパワーアップするか計り知れない。正直言って面倒を見きれないと思う。集団の秩序を維持するためにはそれなりのルールが必要だが、そのルールを守らせるために支援員が日々どれだけ苦労していることか。これは実際に現場に立ってみないとわからない。
今日も4年男子4人がおやつの時間にはしゃぎ回っていた。私も体で止めようとするが、それを振りきって、他のみんなが静かにおやつを食べている中で鬼ごっこする、ナップザックを投げる蹴る。とにかく手に負えない。ここで昔は「いい加減にしろよ、てめえ」と投げ飛ばすこともできただろうが、今はそれをやったら大変なことになる。扱いづらい子を前に、手を下す術を持たない支援員なのである。
絵は、職場へ向かう途中の狩野川の景色。

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晴れていれば、川の流れ行く先に箱根の山が見え、樹木の左側には富士山が見えるはずだが、あいにく今日は乳白色の雲が遠景をすっぽり覆い尽くしていて見えない。土手に二つの人影を置いたことで、絵に多少の動きを持たせたつもり。実際、女性二人が並んで歩いていた。
緑の描き分けは相変わらず難しいが、樹木の向こうの土手を傾斜があるように描けたのがよかったと思っている。木の葉の隙間から空が見えていたのだが、その空の色が変。空を塗るときに作った色で隙間も塗るはずが、そこだけ塗り忘れて別の色を作ってしまった。絵筆は携帯用の1本しかない。それでパレットに余った色でちょちょっと塗ったがダメダメ。いっそ色をつけずに、そのまま白く残しておいたほうがよかったか。
川の色はもうすこし濃くしたかった。濃くないから、流れを感じさせない何だか薄っぺらな川になってしまった。(あ)
写真では、こんな感じ。

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タイムラプスは、7月13日(水)5:36〜7:45の伊豆長岡の空。
あやめ湯(18:37〜19:26)3→1人。

3,117歩。