いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

手足延べ一人朝湯の鮎の宿

昨日、いつも通りあやめ湯に浸かって帰ろうとしたら、駐車場に車が1台もない。珍しいこともあるもんだと湯屋の方を見たら提灯に明りが灯っていない。そこでようやく5日はあやめ湯の定休日だったと気づいた。
あやめ湯が定休日の日は長岡南浴場へ行くことが多いが、昨日は何となく行く気が起きなかった。もう一箇所の共同浴場「湯らっくすのゆ」が火曜日は定休日で、そちらの常連さんが流れてくる可能性があることが懸念された。私は湯らっくすのゆの常連さんがどうも苦手で、のんびり温泉に浸かる気分になれないのです。
ならば、大仁の一二三荘はどうかと思ったが、時間的に遅いし、どうしても温泉に入らなければ気が済まないということでもなかったので、たまには家の風呂にでも入るかとどこへも寄らず帰ってきた。
で、今朝起きて、やはり温泉に入りたくなった。あやめ湯の朝湯なら6時半からやっている。木材屋の会長さんはいつもあやめ湯に浸かってから店に出ると言っていたから、もしかしたら行けば久しぶりに会えるかもしれない。まずはブログを仕上げよう。それであやめ湯に出かけよう。
あやめ湯の朝湯は午前9時まで。9時に一旦閉めるから入るのは8時半までにしてくれと、以前、番台のおじちゃんに言われたことがある。2年ほど前に横浜の呑友が伊豆に遊びに来て、一緒に朝湯に浸かったときに言われた(そのとき以来、朝湯には浸かっていない)。だから、遅くても8時半前に行かなくてはと思っていたが、ブログの仕上げに手こずり遅くなってしまった。
あやめ湯がだめなら一二三荘があるさ。一二三荘の朝湯は8時から入れる。それを確認して一二三荘へバイクを走らせる。
一二三荘の玄関を入ると、ご主人が、これから下の狩野川へ鮎釣りに出かけるぞといった出で立ちで、「いらっしゃい」と声をかけてきた。続けて、廊下を掃除していた女将さんが「いらっしゃい」と言う。一二三荘は鮎釣り客の定宿で、このアットホームな感じが何ともいいんだなあ。とても癒やされます。宿の仕事は女将さんに任せ、旦那は一人釣り三昧。頭をすっぽり手ぬぐいで覆う姿が、釣る気満々いざ出陣の構えで、ぴたりと様になっています。
風呂場は思った通りの貸し切り状態。のんびりゆったり手足を伸ばす。風呂イスなんか使わない。直に座って体を洗い、歯を磨いて髭を剃る。時折、窓の外を通る電車の軋む音を聞きながら湯に浸かっていると、だんだん仕事に行きたくなくなってくる。ああ、退職後はもう少しゆるゆる過ごすはずだったのになあ。ま、今年一年の辛抱だ、どっこいしょ。
湯から上がって三和土(たたき)の水槽を覗いたら、この前泳いでいたアマゴがきれいに消えていた。清水を好むアマゴを水槽で飼うのは、やはり難しいのだろうか。アマゴがどうなったか、女将さんに聞いてみようと思ったが、女将さんは女湯の掃除をしているようで姿は見えなかった。今度来たときには、鮎釣りの名人でもある旦那の釣り上げるだろう鮎が、アマゴに代わって水槽を勢いよく泳いでいるかもしれない。(あ)

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大仁・一二三荘(9:03〜9:41)1→1人。
あやめ湯(18:33〜19:09)2→3人。
タイムラプスは、7月6日(水)5:03〜7:37の伊豆長岡の空。

4,401歩。