いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

杉の香を詰めてわっぱの梅雨最中

放課後児童教室の勤務は、週5日勤務の人と週4日勤務の人がいる。私は後者の方。週4日勤務の基本勤務時間は月108時間×12ヶ月=1,296時間で、そのうち4月と5月は例外扱いで月108時間を超えて勤務するのも可としている。そうしないとこの両月は回らない。新1年生を中心に子どもたちを落ち着かせるためにはどうしてもそうなる。
先日、タイムカード担当のスタッフに勤務一覧表を見せてもらったら、4月と5月の私の勤務時間は220時間になっていた。これは基準より4時間のオーバーである。こういう算出は、普通、学校事務センターのようなところがすると思っていたら、放課後児童教室の場合は自前でやることになっているらしい。ちなみに4時間オーバーという数字は10人いるスタッフの中でいちばん少ない。
で、そのオーバーした分を今月6月から調整することになるのだが、それも焼け石に水、どころか調整してもすぐさま夏休みに入るし、夏休みに入れば子供たちは朝から教室にやって来るのだから、逆に益ます勤務オーバーの上積みになってしまう。担当スタッフに試算してもらったら、8月末までの私の勤務は34時間もオーバーするのだとか。他のスタッフも押しなべて同じような状況で、一体いつになったら帳消しになるんだ、なのである。
スタッフリーダーの話によると、夏休みを過ぎると教室の利用が微減すると言う。例年そうなのだと言う。夏休み期間中は朝から夕方まで缶詰状態にされ、特にストレスを感じやすい子はそういう生活に耐えられなくなるのかもしれない。それで、学童は嫌だ、あんな窮屈なところへはもう行きたくないと親に訴え、願い叶って家で自由に過ごせるようになるのかもしれない。
それはそうだ。夏休みに入ったときの、あの開放感は何物にも代えがたいものがある。朝から晩まで遊んでも遊んでも遊び足りない夏休み…。それを親の都合で、あれやっちゃダメ、これやっちゃダメの世界に閉じ込められるんだから、そりゃ子どもだってストレス溜まりまくりでしょう。
そんなこんなで、9月になれば多少仕事にも余裕ができ、そこでようやく8月までの超過勤務分の調整をやっていくのらしい。一日の仕事は、登所した子どもたちに宿題をさせ、おやつを食べさせ、外で遊ばせるまでが忙しく、その時間帯を外せば、あとはそれほど忙しくはない。だから、子どもたちの登所してくる前の1時間とか、迎えのピークが過ぎた後の1時間とかを利用して休みを作っていくことになる。
しかし、ですよ、それにしたってその時間に一斉にスタッフがいなくなったら当然仕事にならないわけで、休める枠は一日にせいぜい1人か2人ということになるでしょう。今日はこれでお先に失礼しますと先に言われれば、はい分かりましたと言うしかない。そういう、いわば言った者勝ち方式にどうも馴染めない私は、きっと9月以降も小出し休みを他のスタッフに譲ってしまうことになるのだろうなあ。
写真は、食器棚の整理で出てきた曲げわっぱの弁当箱。

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これは秋田の角館で買った。この弁当箱は洗うのが大変とカミさんに大不評で、いつの間にか使わなくなって棚の奥に仕舞われていた。鼻を近づけると、杉の香りがぷ〜んとして買った当時そのまんま。よし、これからの土曜午前と夏休みの勤務にはこの弁当箱を持って行くことにしよう。(あ)

6,904歩。