いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

まあそんな固くならずとデラウェア

朝、眼を覚まして、どうしようか迷った。藤沢へ戻るかどうか…。
カミさんの健康保険証ができたと市役所から連絡があったのは5月30日の月曜日。その日の午後に受け取って、それを今日カミさんに渡すべく藤沢に戻るつもりだった。少なくとも昨日の夜まではそう思っていた。
しかし、昨日から少し風邪気味だったところへ持ってきて、起きたら外は雨と来た。雨の中を無理して藤沢に戻っても、熱を出して寝込んだ日にゃ何のために戻ったのか分からない。しかも翌日は出勤。保険証を届けるのは次の土曜にして今日はこっちにいよう。こっちにいて月曜の出勤に備えよう。で、カミさんにはその旨をメールで知らせ、今日は伊豆でゆっくり体を休めることにした。
午後、第64回NHK杯テレビ囲碁トーナメント1回戦第10局、王銘琬九段対藤沢里菜三段の対局を観戦。王銘琬九段は本因坊を2期務め、名解説でもお馴染みの大ベテラン。片や藤沢里菜三段は藤沢秀行を祖父に持つサラブレッド。一昨年8月には16歳1カ月の史上最年少で女流本因坊を獲得している。中学校を卒業した後は高校に進学せず、囲碁に専念する道を選んだという。現在17歳の少女が54歳のベテランを相手にどういう碁を打つのか、そこに注目した。
初盤は明らかに黒番王九段が優勢、それが中盤に白番藤沢三段の捨て石作戦が奏功し、盤面白優勢のまま終局を迎え、終わってみれば藤沢三段の7目半勝ち。対局中、王九段がしきりにボヤキ節をかますのに、藤沢三段はポーカーフェイスのマイペース。とても17歳とは思えぬ落ち着きぶりであった。自分によほど自信があるのだろう。すごい新人が現れたものだ。これからどんな棋士になるのか。藤沢秀行ファンの私としても今後がとても楽しみである。
写真は、デラウェアの小さな実。

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梅雨入りしたばかりの晴れ間、コンポストに生ゴミを捨てに出たら、こんな小さなデラウェアの実が生っていた。剪定もせず肥料も与えず、蔓をそのまま伸びるに任せているので、この先食べられる大きさに育ってくれるかどうか分からないが、桃栗三年デラウェア三年、植えて3年目にしてやっと実が生ったことがともかく嬉しい。
実の生るのを待っている間に、隣の金木犀もずいぶんと枝を伸ばしたもので、上の方では両葉絡み合ってぐしゃぐしゃな状態になっている。これを何とかすっきりせねばなるまい。もともと金木犀の領域に新参者のデラウェアが割り込んできた形だが、実が生ればやはり情はデラウェアに傾く。ここは一つ金木犀に我慢してもらって、デラウェアの蔓を棚に誘引するとしよう。棚は今のところ竹棒を無造作に並べてあるだけなので、これを整えて太陽の光を存分に浴びてもらうようにしましょう。だから、ね、いい子だから元気に大きくなるんだよ。(あ)
大仁・一二三荘(16:03〜16:45)2→2人。
タイムラプスは、6月5日(日)7:54〜10:03の伊豆長岡韮山方面)の空。

640歩。