いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

土手道の釣小屋がない五月尽

写真は、昨年、一昨年とおとり鮎の販売店があった場所。今年の狩野川の鮎釣り解禁は5月21日だったが、ベンチが置かれているだけでプレハブ小屋はまだ建っていない。

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狩野川で鮎釣りをしたいという思いは、シニアライフを伊豆に定めたときに、いの一番にあった。せっかく鮎の友釣りのメッカである狩野川近くで暮らすのに、やらないのはもったいないと思った。そういう思いで3年前の鮎解禁日に、どんな様子か狩野川まで見に行ったのだったが、土手の鮎小屋の畳で朝酒(ウイスキー)を煽っていた御仁に、「鮎をやりたかったら、まずは奥さんを説得しなさい」と言われ、とてもカミさんを説得する自信のなかった私は、そこであえなく鮎釣りを諦めたものだ。
鮎釣りの道具一式を揃えるのに100万円はかかるし、やり始めると川通いして家庭を顧みなくなるとその御仁は言う。家庭を顧みないのは今に始まったことではないから慣れたものだが、費用に100万円かかるんじゃ手が出ない。とてもカミさんに、出して、と頼める額ではない。それで諦めた。
鮎釣りは諦めたけどアマゴはどうよ。そんな思いが、今ちょっと芽生えている。
この前、大仁の一二三荘の湯に浸かったときに水槽に鮎が泳いでいるのを見て、「おっ、鮎が元気に泳いでますね」と女将さんに言ったら、「それ、(鮎じゃなくて)アマゴです。鮎はまだ解禁になっていないけど、アマゴは3月に解禁ですから」とのこと。「へええ、アマゴもここで(狩野川で)釣れるんですか」と訊くと、「ええ、私は鮎よりもアマゴの方が好きですね」
そうか、アマゴは鮎の上をいくか。舌の肥えた女将さんが言うんじゃそのとおりだろう。いや、これはいいことを聞いた。どれ、アマゴ釣りの道具一式を買うとしたらいくらする? とネットに当たったら、おお、年間の入漁料も含めて約3万円で収まるではないか。これは射程内だ。カミさんに頭を下げなくて済む。もしかしたら間違ってヤマメ、イワナなんかも釣れるかもしれない…。
山歩きと渓流釣りと、両方兼ねて楽しめる。なんで今まで気づかなかったんだろう。以前、西伊豆まで水を汲みに行くときに通った山道に沿う渓流で、道に車を停めて釣りをしている人を見かけたことがあるが、あれですよ、あれ、あれをやったら面白いかなと思うんです。
ところで、私はまだアマゴを一度も食べたことがない。一二三荘の女将さんの言う、鮎よりアマゴの方が好きというその味を、ここは一つ試してみるしかないな。湯ヶ島の河鹿の湯へ行く分かれ道の角にアマゴ料理を提供してくれる店があるが、よし、今度そこでアマゴの味を確かめてみよう。まずはそこから始めよう。(あ)
タイムラプスは、5月31日(火)5:31〜7:26の伊豆長岡の空。
あやめ湯(18:36〜19:16)3→2人。

3.590歩。