いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

友来たり八十八夜雨の止む

横浜の吞み友が焼酎3本ぶら下げて伊豆のあばら家を訪ねてくれた。
2月の高知龍馬マラソンを走ったときの土産ということで栗焼酎、以前、知り合いからのいただき物で旨いと思ったという度数40度の焼酎、近所の酒屋で手に入れたという幻の紫芋で造られた焼酎の3本。今月初めに会って呑んだときに、今度高知で買った焼酎を持って行くねと言っていたのだったが、今日、その栗焼酎にプラス2本を携えて訪ねてくれたのだった。
焼酎を持って寄りたいが都合はどうかというメールをもらったときは嬉しかった。4月から始まった不慣れな仕事に戸惑いを感じ、気分も沈みがちだっただけに、その気遣いに感謝した。28日(木)なら翌日は休みだし大丈夫だよと返事を送り、今日の18:40にあやめ湯で待ち合わせることにした。
職場からあやめ湯までは歩いて5分。タイムカードを押して速攻であやめ湯に駆けつけると、呑み友は駐車場の暗がりで私を待っていてくれた。あやめ湯の駐車場は3台分しかないのだが、うまいタイミングで車を駐められたらしい。待っている間に足を引きずり気味の人を含めた数人があやめ湯から出てきて、今しがた若い二人が入っていったと言う。出てきた人の中に私のブログに登場する人を探したが分からなかったと言っていた。その人たちの特徴を聞いた私にも心当たりの顔は思い浮かばなかった。
風呂場には先に入った若者二人(知らない顔)と箱根へ通う大工さんと我々の5人。午後7時までに3人が上がり我々2人になったところへ7時5分氏がやってきた。この人は毎回必ず7時5分にやってくる。寸分の狂いもない。私はいつもその人の顔を見て湯上がりの時間になったことを知る。普段は一言二言くらいしか話さない人だけど、今日は呑み友のおかげで酒の好みなどを知ることができた。7時5分氏は夏でも熱燗を嗜むのだそうだ。
スーパーで買った酒のつまみを囲炉裏に広げ、まずは栗焼酎をいただく。もちろんオンザロック。栗焼酎はまろやかで口当たりが良く、氷が溶ける間もなくぐびぐび量が進む。呑み友が最近ハマっているというアボガドの刺身をつまみ、これも呑んでみてと勧められた40度の焼酎をあおる。あおりあおり酔いが回って仕事の愚痴も尽きた頃、バタンQと前後不覚の眠りを明日につなげるのであった。

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あやめ湯(18:38〜19:27)5→3人。番台のおばちゃんはおじちゃんと同じ三重県出身だとばかり思っていたら、横浜市磯子区出身だと今日知った。美空ひばりの実家の近所に住んでいたという。私と吞み友が外の縁台で涼んでいたら、わざわざ外へ出て来てそう話してくれた。駐車場に駐めてあった吞み友の車が横浜ナンバーなのを見て、自分が小さい頃に育った横浜のことを話してみたくなったのかもしれない。(あ)
タイムラプスは、4月28日(木)6:35〜8:00の伊豆長岡の空。雨につき2階和室から撮影。