いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

思い出のまた一つ咲き花大根

先週14日(木)夜、熊本を震度7の激震が襲った。気象庁震度階級関連解説表によると、震度7は「(人が)立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある」とある。震度7のレベルが最大で、震度8とか9とかはない。
「人が飛ばされることもある」ほどの大地震が発生したことも知らず、その夜は晩酌して9時には床に就いていた。翌朝Yahoo!ニュースで知り、こりゃ大変と、熊本で古書店を営んでいる大学時代の仲間に「大丈夫?」とメッセージを送った。そうしたら「大丈夫ではありません。店と倉庫がめちゃくちゃで、朝から片付けてクタクタ、(片付けに)4、5日かかりそうです」と夕方に返事が来た。
この古書店は明治10年創業の老舗で、熊本城にほど近い場所にある。と、いかにも行ったことのあるふうに言うが、まだ一度も行ったことがない。Webサイトに載っている地図で確認しただけ。その熊本城の石垣の崩れる様子がテレビに映し出されていたが、それほどの激しい揺れだもの、「店と倉庫がめちゃくちゃで…」と言うのも頷ける。
そいつとは大学の体育連合会幹事会を一緒に務めた仲で、毎年7月に開催される神田の古本市に上京するのをとっ捕まえて呑み騒いだりしていた。一昨年は伊豆の私の家、去年は那須高原の貸別荘と泊を伴う呑み会になってから予定が合わず、2年連続顔を見ていない。で、今年は慣れ親しんだ渋谷で再会することになっている。それを楽しみにしている矢先の大地震で、崩れた書棚に押しつぶされていはしないかと心配になって連絡を取ったのだった。「大丈夫じゃありません」と言いながらも体は大丈夫そうだったのでひとまず安心。これで笑いながら(よくぞご無事でという意味で)星祭を楽しめる。
激震から3日経っても余震はまだ収まらない。今日も朝から懸命な救助活動を行う自衛隊員の姿がテレビに映し出されていた。熊本に限らず被害は大分の湯布院、別府にも及ぶ。熊本のそいつは今度は関東大震災だと予言していたが、いつ、どこで起こるか分からない災害に備えて、その覚悟だけはいつでもしておこうと思う。
写真は、辛味大根の花。先月の「いずぃなり会」の餅搗き用に買った二本のうちの余った一本。いつか大根おろしにして食べようとテーブルに置いておいたら、あれれ、花が咲いてしまった。大根の花といえばミニ菜園の大根も花を咲かせたままにしてある。孫に、ほれ、これが大根の花だよと見せようと待っているが、孫はなかなかやって来ない。きっと新年度が始まって忙しくしているのだろう。ミニ菜園の大根は、そろそろミニトマトを植える準備をしなくてはいけないので、来週の休みに全部引き抜こうと思うが、こっちの辛味大根の薄紫の花は枯れるまでもうしばらくこうしておきましょうか。(あ)

f:id:jijiro:20160416134554j:plain

5,891歩。