いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

新緑に紅や菅家の手向山

土曜出勤を含む6日勤務が先週今週と2週続いて、さすがに疲労が溜まってきた。一日6時間勤務とはいえ休憩時間は無きに等しい。定年後はスローライフを満喫するつもりでいたのに、方向は全く逆へ向いている。契約条件も週4日勤務だったはずなのに実際はそうなっていない。せめて週にもう一日休みがあればだいぶ疲労も回復すると思うのだが休みが取れない。放課後児童教室は想像した以上にハードな現場である。
スタートから2週間が過ぎて子どもの本性も徐々に出てきた。特に4年生にやんちゃな子が4人ばかりいて、その子たちがスタッフに反抗する態度を取るようになった。ルールを守りなさいと注意すると暴言を吐いたりするとベテランのスタッフは嘆く。
ベテランスタッフの言だと、注意されたことを素直に聞いて行儀良くすると、なんだお前だけいい子ぶってと仲間から非難されるのが嫌で、あえて反抗の態度を示すのだという。仲間はずれにされることを過度に恐れるのだそうだ。仲間から離して一人ひとり呼んで話を聞くと素直な子たちなのに、グループになるとパワーアップして騒ぐのだとリーダーは言っていた。
この場合、とことん話を聞いてやるというのが大事なんだろうな。それって本当は家庭の役割だと思うのだが、昨今は家庭での会話の機会が、殊にこうして放課後児童教室を利用せざるをえない家庭事情の場合は少ないのかもしれない。昨日などは、4年の女の子が窓辺に佇んで親の迎えをずっと待ち続けていたっけ。寂しくて寂しくて、でも待つしかなくて…。そんな姿を見ると何だかジーンときちゃいますね。そういう子たちに手を差し伸べてやりたいと思うけれど、やはり親子の会話に勝るものはないんだなあ。
タイムラプスは、4月16日(土)5:10〜6:50の伊豆長岡の空。
写真は、新緑の紅枝垂紅葉。紅葉は秋というイメージがあるが、桜が終わった後に登場するのがこの紅枝垂。これから夏に向けて葉が緑に変わり、秋にはまた紅く色づく。紅枝垂の別名が手向山だということをこれまで知らなかった。百人一首「このたびは幣もとりあえず手向山紅葉の錦神のまにまに」(菅原道真)の、あの手向山ですね。まさか庭にある木がそれとは思いもよりませんでした。本の知識だけで知ったふうに思っちゃいけませんね。この主は手向けも知らぬたわけ者紅葉の知識紙のマニュアル、てなところでしょうか。(あ)

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10,579歩。走る36kcal。iPhoneアプリのMovesが「走る」とカウントしたのは、外遊びで3人の児童と一緒にサッカーをしたから。