いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

下駄箱のシール斜めに花の冷え

午前10時半から市の非常勤職員辞令伝達式。開式10分前に会場に着いたが、既にほとんどの人が着席していた。ざっと100人はいるだろうか。入口の座席表を見ると、すべて放課後児童教室の非常勤職員というわけでもなく、他の職種も含めての数のようだ。それにしても結構な数です。

座席には「任用通知書」の入った封筒と写真入りの名札が置かれてあった。名札の写真は先月、教育課長にデジカメで撮ってもらった写真だが、言っては何だけど何とも死神みたいな気味悪い顔で写っている。これ首からぶら下げたら子どもたちは何て言うだろう。出たな妖怪、とでも言うだろうか。ぐふふ、どんな反応をするか楽しみである。

閉会して席を立ち、出口に向かう背中にそれとなく男の姿を探したが、あるのは教育委員会の職員の数名だけで、あとはみごとに女性ばかり。たぶんそうだろうとは思ったが、やはりそうだった。

伝達式の会場を出て、そのままバイクで職場へ向かう。バイクで5分とかからない。スタッフ全員が職場に揃ったところで、まずはお昼にしましょうとリーダーが言ったのには驚いた。時計はまだ11時を過ぎたばかり。今日の朝食は8時半と遅めでちっとも腹が空いてなかったが、急ぎコンビニでハムカツサンドと飲み物を買ってきて同じテーブルに就く。

11時半近くになってサブリーダーが、皆さんのタイムカードを押してきますと言って席を立つ。うわ〜タイムカードだって、懐かしい。大学のアルバイト以来だ。とっくの昔になくなったと思っていたが、こうして未だに現役で使われているところもあるんですね。

食事を終え、手分けして下駄箱とロッカーに児童の名前シールを貼っていく。新年度恒例の作業だ。どこか懐かしさを感じながらシールを貼り、元教員上がりの男の私をみんなはどう見ているだろう、やりづらさはないだろうかと、ふと思う。大変な世界に踏み込んでしまったなあと、今更ながらにして思う。そう思っても、でも後戻りはできない。やるしかない。これまで男がいなかった職場で私にできることは何だろうと、名前シールを貼りながらずっと考えていた。

そして、私にしかできないことがあるとすれば、それは父親の目で子どもたちに接すること、それしかないのではないかという思いに至った。父親としての威厳を保ちながら、経験を生かし、未来ある子どもたちを人としての正しい道に導いていくこと、これが私に課された任務なのではないかと心得ます。この一年頑張りますので、皆さんよろしくお願いします。

写真は、職場前の桜(奥の建物が施設)。五分咲きくらいだろうか。今年の桜は、ちょうど来週の入学式に満開を迎えそうです。(あ)

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あやめ湯(18:21〜18:47)2→1人。

2,279歩。