いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

むっちりと鯨の刺身三月尽

平塚「海楽人」で月例の三人衆呑み会。三人衆とは、10年以上前に定年を待たずに教員を辞め、今も毎日哲学の勉強をし続けている人と、4年前に定年退職した後に再任用としてこの3月まで勤め、いよいよ4月から悠々自適の囲碁三昧生活に入ろうという人、そして、まだまだ稼がなくちゃと明後日から学童保育の仕事にがんばるぞうの私、の三人である。

三人とも、横浜の当時の新設校で一緒だったというつながりで、昨年4月から毎月会って平塚で呑むようになった。平塚で、というのは、哲学の人が平塚に住んでいるということと、再任用の人の勤務先が平塚であること、さらに「海楽人」(からっと、と読む)の主が、これまた三人と共通の同僚の息子さんだということで、では呑むならそこでとなったのである。ちなみに哲学の人の親友が、茅ヶ崎の私の呑み仲間でもある。だったら一緒にまとまって呑めばいいじゃないかと思うがそうならない。今日は平塚、明日は茅ヶ崎と、私だけがどちらにも顔を出すのである。

哲学の人が東京下町の出身だとは知っていた。小さいときに父親に連れられてよく寄席に行ったという話も聞いて知っていた。が、その家が日本橋近くにあったというところまでは知らなかった。私が、昨日明治座のある浜町まで行ってきたという話をしたら、実は生まれた家がその近くにあってと話し出したのだった。三越本店のシンボルであるライオンにまたがって遊んだりもしたという。私も大学時代に渋谷のハチ公にまたがったことはあるけど(部活の先輩にやれと言われた)、げげっ、あの三越のライオンにまたがったとは、これまた恐れを知らぬ腕白小僧だったんですねと妙に感心。

それで話は、ならばいっそ明治座で歌舞伎か何かを観た後に、日本橋でぐびっと呑りますか、甘酒横丁「玉ひで」の親子丼も食ってみたい(昨日の夕方は行列ができていた)という方向に傾き、言い出しっ屁のお前が音頭取ってプランを立てろ是非やろうとなった。私としては歌舞伎よりも落語のほうがいいんだけどなあ。

写真は、「海楽人」。どこに看板があるんだと見たら、メニューの一部みたいに板壁にさりげなく打ち付けてあった。この控えめな主張がいかにもこの店の主らしい。(あ)

f:id:jijiro:20160330172850j:plain

8,093歩。