いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

花韮に教室の彼彼女かな

退職したらどんなことをやろうかと考えていた中にCADの資格を取るというのがあった。CADはパソコンで製図を書くソフトのこと。このCADを独学して資格を取り、それで幾らかでも老後の足しにできればいいと漠然と思っていた時期があった。
CADについて興味を持ったのは平塚に勤務していたときだから、かれこれ20年近く前になるだろうか。その頃、フロッピーディスク1枚に収まる「Jw_cad」というフリーソフトが出回っていて、どんなものかと一度それをパソコンで試してみたことがある。もともと家の間取りを描くのが好きで、よく暇なときに方眼紙に描いたりしていた。これがパソコンでできるんだったら面白そうだやってみようと単純に思ったわけだ。
ところが、製図のイロハも知らないど素人がいざやろうとしても、何をどうしていいかさっぱり分からない。最初のとっかかりで、これはとても手に負えないと直感した。それ以来CADには全く手をつけなくなってしまった。
それで先日、久々にブックオフを覗いて「Jw_cadで学ぶ建築製図の基本」(エクスナレッジ)という本を見つけた。特別付録のCD-ROMに「Jw_cad6.21a」が収録されて108円。著者は現役の工業高校の先生で、私のようなできの悪い生徒に一から丁寧に教えてくれそうな気がして早速インストールしてみた。うん、これなら続けられるかも、の予感。退職後にやりたいと思っていたCADの資格取得に向けて、いっちょ本気でやってみますか。砂絵は金にならないけど、こっちはもしかしたら65歳以降も呑み代稼ぎにはなる。

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写真は、ハナニラ花韮)。辻堂駅前にある湘南テラスモールの帰りに歩いた旧東海道の道端に自生していた。「ベツレヘムの星」という洒落た名前も付いているが、花言葉は「悲しい別れ」(花ことば)。
3月は別れの季節でもある。先週、一年間お世話になった修善寺の職場から、28日(月)に離任式があるが出席できるかと声がかかり、その日は藤沢で過ごすので出席できないと伝えてあった。非常勤の私にまで声をかけてくれたことに感謝するとともに、教えた子やお世話になった人たちに別れの挨拶をしないまま去る不義理を申し訳なく思う。
本当は私の勤めの最後の日に、職員にだけは挨拶をする機会があるものと思っていたのだが、結局それはなかった。そういえば4月の最初の勤務のときもなかった。神奈川に勤務していた頃はきちんと非常勤の紹介があったものだが、静岡はそういう習慣がないようだ。いや、三島のときはあった。とすれば地域性、あるいは学校独自の問題か。挨拶文化が浸透している伊豆にあって職場で挨拶の機会がないのは、不思議といえば不思議です。(あ)

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7,349歩。