いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

せんべ汁シャモはいずこの花菜かな

午前中、大場の病院で定期検診。採血をしたテーブルに「第2回あるこう会 参加者募集」のチラシがあって、申込先がそこの病院になっていた。日時は5月15日(日)午前9:30で、歩くコースは「三島せせらぎノルディックコース」。第2回ということは去年もあったのかと看護師に訊いたら、去年は沼津を歩いたという。今年は三島。そうだな、久しぶりに三島のせせらぎを歩いてみようかな。見知らぬ人とわいわい言いながら歩くのもまた楽しいかもしれない。

午後4時、伊豆長岡駅で「いずぃなりの会」のメンバーを出迎える。メンバーといっても駅に降りたのは二人。一人は私より先に着いていてベンチに腰掛け、もう一人は予定の電車から降りてきた。いずぃなりの会は私が退職した年の職場の同僚が、年に一度伊豆の私の家に集まってどんちゃん呑る会のこと。今回で4回目だけれど、今年は幹事長が自らの卒業旅行で不参加になったりもして、ちょっと寂しい再会となった。

3人でホテルサンバレー富士見へ向かう。今回は「湯ったりきっぷ」という、乗り物と温泉がセットになった割引券を使うことにした。これだと平日日帰り入浴料1,100円が740円となる。しかも行きのバス代が無料。サンバレー富士見は駅から最も近いホテルで歩いてもわけない距離だったが、せっかくだからとバスに乗って向かった。

このホテルでは今日の午後4時まで「繭玉祭り」が行われていることは知っていた。だから4時過ぎに行っても飾りは片付けられてしまっているだろうと思っていたのだったが、ロビーに案内されてあれまびっくり。なんと、天井に届かんばかりに聳える巨大な雛壇が、圧倒的な迫力で我々を出迎えてくれたのでした。そして左手には繭玉の林、右手にはこれまたみごとな雛壇がきらびやかに飾られ、どこか郷愁をそそる演出にうっとりの親爺衆なのでありました。

f:id:jijiro:20160325162047j:plain

温泉はやや温め。ただ、露天風呂の岩から流れ落ちる源泉は相当熱く、熱めの風呂大好きの私としては満足の温泉でした。

家に戻り、会の定番である「せんべい汁」を囲炉裏に掛ける。今年は白菜の代わりに「花菜」を入れてみた。大仁の「まごころ市場」でたまたま見かけた菜の花の葉である。春らしさを楽しむつもりで、あるだけ全部鍋に突っ込んだのだったが、これが思いの外味が強く、肝心の青森シャモロックの味が負けてしまった。大失敗。やはり鍋には白菜という王道を貫くべきでした。

f:id:jijiro:20160325192404j:plain

夜になって一人が車で到着し、どうしても温泉に入らねばとぬかすもう一人がさらに遅れて加わって、総勢5人の親爺が囲炉裏を囲んで鍋をつつく。一年ぶりの再会を乾杯で祝し、愉快に呑み、愉快に語らい、私はと言えば、いつの間にか囲炉裏の下に横たわる即身成仏と化していたのでした。(あ)

ホテルサンバレー富士見(16:18〜17:10)

タイムラプス(5:46~7:25)

IMG_4969

7,919歩。