いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

亡き母やよく来た蓬餅喰いへ

写真は、近所の道路脇に生えているヨモギアスファルトU字溝との隙間から生えている。ヨモギなら道端のそこいらへんにうじゃうじゃ生えているとばかり思っていたが、これがちっとも生えていないことが今日分かった。

f:id:jijiro:20160314173338j:plain

今年度の仕事は先週の火曜で終わった。後は4月まで仕事がない。だから、今月はずっと藤沢にいてもいいのだがそうならない。いつもの辻堂駅6:12の沼津行きに乗ってしまう。カミさんには申し訳ないが、私には伊豆の方が楽しいのだ。

今月下旬に、私が退職したときの職場の仲間が伊豆へ遊びに来ることになっていて、そのときに餅搗きをしようと思っている。それで、せっかくだからヨモギで草餅を作ろうと思い、歩く道々ヨモギを探したが、これがどこにも見当たらない。伊豆長岡駅から家に向かう坂道にも、昼食を摂りに下りた田京駅への下り坂にも、一本も生えていなかった。

中華料理「大連」で昼食(月曜は20%off)を終え、ここならきっと生えているに違いないと踏んだ道まで遠回りしたが、そこでもヨモギを見つけることができなかった。群集しているヨモギはこれまでに何度も見ているはずなのに、その場所がどこかとなると、これがどうにも思い出せない。いったいどこでヨモギを見たんだろう。生えているのが当たり前すぎて、具体的な場所の記憶がまるでない。

弱ったぞ、弱ったぞ、ヨモギがないぞ。スーパーに売ってたかなあ、いやスーパーには春菊はあるけどヨモギはなかったよなあ。だいたいヨモギは畑で栽培するものでもないし、そのあたりにいっぱい生えているんだからわざわざスーパーに置くわけがない。思い出せ、思い出せ、ヨモギはどこに生えていたっけ…。

雨の中をしょぼしょぼ家に向かって歩いていたら、あった、ありました。まさかこんなところにというところに生えていた。これが写真のヨモギ。家まで100mほど手前の空き地の前である。丈の高い枯れた茎は去年のヨモギだろうか。それを取り囲むように、その一画にだけ群集していた。柔らかそうな新芽である。やっと見つけました。よ〜し、これで草餅が作れる。

家に戻って、もしかして通販でヨモギを扱っているなんてことがあるかもしれないとネットに当たったら、これがあるんですね。生のもの、乾燥したもの、粉末にしたものと、いろいろある。そのうち生のヨモギは予約制になっていて、傷みが早いのでそうさせてもらっていると説明されていた。なるほど、それでたぶんスーパーでは扱っていないんだな。しかし、ヨモギだって枯れ葉だって、ネットだと何だって商売になるんだね。来年は、いっちょ私も起業してみますか。(あ)

10,521歩。