いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

うららかや合縁奇縁古稀の臼

午前中、大場の病院で定期検診。午前11時頃になれば空くだろうと読んだが、これが意外に混んでいた。1時間半待ってものの数分で検診終了。体重と血圧を測っただけで検尿も血糖値測定もない。これじゃ薬をもらいに行っただけの昨年暮れと何ら変わらない。待合室のベンチで血糖値を測っている人が二人いたから、そうでもしなきゃ昼食も摂れないくらいの混雑だったということだ。実際、私の検診が終わったのが12時半近くで、私より後に来た人がまだ5人ほど順番を待っていたから、医師看護師は十分な休憩を取れなかったんじゃないかな。
薬局で薬をもらい、臼を見に米朝氏のご自宅へ向かう。米朝氏には午後1時に伺うと連絡してあった。途中どこかで昼食を摂るつもりでいたが、摂ると約束の時間に間に合いそうもなかったのでそのままバイクを走らせた。
iPhonegoogleマップを見ながら行ったら、ご自宅へは15分ほどで着いた。もらってあった名刺の住所を見て、たぶん大場の病院から近いなと思ったが、これほど近いとは思わなかった。それにしてもgoogleマップってすごいですね。目的地の住所を入力して検索すると地図にピンが立ち、自分がいる現在地をマークしてくれるから、どんな道でもまず迷うことがない。改めてそのすごさを実感しました。
玄関前のガレージの脇に臼が置いてある。ここだなと思ってバイクを停める。すると事務所のドアが開いて、中から米朝氏が出てきた。米朝氏はお幾つだろう。大学生のお孫さんがいるから古稀は優に超えていると思うが、未だに現役の大工さんで事務所を構えている。働く意欲満々で、それだけでもすごいなと感心してしまいます。
で、臼だけど、一箇所に亀裂がある他はこれといった傷が見当たらない。亀裂のことはあやめ湯で聞いていたし、ヤフオクで見る臼の中にはかなり傷んでいるのも目にしているから、特に驚きはしなかった。逆に他に傷みが全くないことに驚いた。ただ、底が思った以上に浅いのがやや気になる。こねたらもち米がはみ出ちゃうかも。でも、それはなんとでもなるでしょう。
いやあ、立派な臼です。こんな立派な臼を譲っていただけるなんて思ってもみませんでした。話してみるもんですねえ。運搬は、息子さんが今の仕事に一段落ついたら軽トラで運んでくれるという。私の家の地図を書いて渡したら、ああ、津軽三味線の近くかと言っていた。仕事柄あちこち車で動くとはいえ津軽三味線の場所をご存じとは恐れ入りました。わざわざ家まで運んでくれるなんて、なんて親切なんでしょう。もう函南には足を向けて寝られません。
写真は、譲っていただくことになった臼。亀裂があるけど、この程度なら全く気になりません。ただ、予想していた以上に重い。一人では持てない。この重さでは乗用車で運ぶのは無理です。軽トラで運ぶしかないけど、それもやってくれるなんて、まるで夢みたい。人はどこでどう繋がるか分かりませんね。(あ)

f:id:jijiro:20160226131309j:plain

7,383歩。