あやめ湯（17:55～18:50）7→2人。脱衣所に入ったら、又吉直樹ふうのロングヘアの人が赤ん坊を抱きかかえていた。湯舟に浸かりながらちらちら様子をうかがっていたら、女湯の方から声がかかったらしく、その人は赤ん坊を抱きかかえたままカーテン奥の番台の方に消えた。そして赤ん坊を女湯に預けたのだろう、すぐに戻ってきて洗面台の前でロングヘアをゴム輪で手際よく束ね、さっと脱衣を済ませて風呂場に入ってきた。
手に持っているのはタオルだけ。一つだけ空いた洗い場に尻を降ろし、ケロリン桶で湯を体にかける。隣のスキンヘッド氏が、椅子があるからそれを使えばいいと言うが使う気配がない。続けて私が、石鹸使いますかと言うと結構ですと言う。あやめ湯は初めてなのかなと思い、その人が湯舟に入ってきたところでどちらからお出でですかと改めて声をかけた。そうしたら小田原から来たと言う。へええ、小田原からですか、だったら箱根の方が近いでしょうにと言ったら、ここの湯が好きで箱根を越えてちょくちょく来るとのことだった。おお、そうでしたか、あなたもあやめ湯のファンでしたか。
先ほど抱いていらっしゃった赤ちゃんは女の子ですか（ここは男の子ですかと訊いてはいけない）？ ええ、4ヶ月になります、おとなしい子で手がかからなくて、最初の子が女の子でよかったですよ。そいつはよかった、うちの孫も二人小田原に住んでいて、上が小学校3年の男の子なんだけど、これがやんちゃでね、…という話から始まって、しばらくその人と小田原つながりで盛り上がる。その間、私は湯舟から一度出たが、ロングヘアー氏はずっと湯舟に浸かったままだった。よほど温泉が好きと見える。
今日のタイムラプス（16:34～17:38）富士山見えず。朝はよく見えていたのに。
写真は、おかめひょっとこの置物。朝、伊豆長岡駅で電車を降り、そこから狩野川の土手を歩いて田京のホームセンターへ向かう農道の道端にあった。二三ヶ月前にこの道を通ったときはなかった。おかめの頭が割れてしまって家の置物にしておけなくなったが、捨てるに忍びないし、まあこの辺りにでも置いておけといった結末でそこに置かれたのだろう。あなたお一ついかが？ おおそうだな、花見にはちと早いが梅見酒なら頃合いだ、一杯注いでくんな、とでも話しているのだろうか。（あ）
9,741歩。
