いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫に間に合わぬ蒸し鶏クリスマス

伊豆で孫の世話。
前もってカミさんからは、午前9時までに小田原に来てくれればいいと聞いていた。それでその時間に間に合うように伊豆を出た。当然、カミさんも間に合うように藤沢から来るものだとばかり思っていたら、9時どころか、10時になっても11時になっても到着しない。何やってんだ連絡ぐらいしろよとイラつきだした頃、道路がめた込みでと言い訳しながらやってきた。
時計を見ると12時少し前。カミさんは嘘を言わない人だから、道路が混んでいたというのは本当だろう。しかし、いくら混んでいたってこっちに9時と言っておきながら自分は12時というのはあんまりじゃないの。箱根駅伝の最中だって藤沢から小田原まで3時間もかかるわけがない。こいつは端からそのつもりだったんだ。私に早く小田原へ行かせて孫の面倒を見させ、自分は後からゆるりと出向く心算だったに違いない。こいつは参った一本取られた。
12:10に小田原を出て、伊豆の家に着いたのが13:40。ちょうど1時間半である。途中、12月14日にオープンしたばかりの「三島スカイウォーク」に寄ってみるかとカミさんに提案したら、富士山も見えないのに寄ってどうすんのと鰾謬(にべ)もない。その言い方にまたイラッと来たが、ぐっと辛抱。
確かに富士山は厚い雲に覆われて見えなかった。しかしそれでも駐車場の車は100台くらいはあっただろうか。たかが吊り橋に(失礼)、しかも片道400m歩くだけで1000円もかかるのに、それで肝心の富士山が見えなくてもなおそんなに人が集まることが意外だった。
午後3時を回ったところで大場の病院へ薬をもらいに行く。今日を逃すと薬のない年末年始になるので、孫の世話はあったけれど、どうしても今日行かなければならなかった。最初は午前中に病院に寄ってから伊豆の家に向かうつもりでいたが、正午過ぎに小田原を出る羽目になって目論見が外れた。私一人バイクで行こうとしたら、どうせ買い物もしなくちゃいけないしとカミさんが車を出してくれた。で、全員で病院へ向かう。
病院は診察なしで処方箋を出してもらうだけだからすぐに終わると思ったら30分近く待たされた。しかも診療費を取られた。何も診察してもらわなくても診療費を取られることを初めて知った。
25日に孫を伊豆に連れて行くことが決まってから、今日の夕食はダッチオーブンで蒸し鶏を孫に振舞おうと意気込んでいた。家から持って来てもらった柄のとれた鍋に、腹にニンニクを詰めた若鶏丸一羽とキャベツ、タマネギ、シイタケを突っ込んで白ワインを注ぐ。ダッチオーブンの蓋をして蒸すこと90分、いい具合に出来上がった。大皿に蒸し鶏だけをでんと取り出し、ほら食べろと孫に勧めたら、その時点で孫たちはウィインナー、エビフライ、タコ、ブロッコリーで腹を満たしており、蒸し鶏を食べる腹は既になかった。空腹の孫たちには90分という待ち時間はあまりに長すぎた。食べさせたい料理を孫に食べさせるには、空腹に耐える精神をまず先に養わねばならぬと反省した。
写真は、孫の家のガレージに繋がれた「ぺろ」ちゃん。孫娘は以前から犬を飼いたいと懇願しているが、パパとママはどうしても許可しない。そこでサンタさんにお願いしたら、今朝、本物の代わりにぬいぐるみの柴犬が枕元にあったと、嬉しそうに話してくれた。名前はぺろぺろ舐めるから「ぺろ」と付けたんだって。でも、ぺろぺろ舐めるのはお前さんの方じゃないのかい。(あ)

f:id:jijiro:20151225103359j:plain

7,525歩。