いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

自転車の乙女吸い込み白き富士

切り絵の参考にしようとネット検索していたら、ひょんなことからYouTubeの砂絵の動画へ導かれた。これまで砂絵とは糊を塗った上に色のついた砂をふりかけて描いた絵のことだと思っていた。もちろん、そういう絵も砂絵と言うらしいが、私がYouTubeで見たのは、まさにアニメーションのそれだった。ガラス板か何かに撒き散らした砂に、両手を使って描画していく。部屋の家具が女性の横顔になり、さらにそれが船になり、空に浮かぶ月になり時計になりと変幻自在なのである。いやあ驚きました。こんな世界があったんですね。

flashにも例えば△が□になるとか、形を変える「シェイプトゥイーン」という機能があった(今もあるのかしらん)が、それとは規模が違う。

で、思った。切り絵ではなく砂絵のアニメーションで昔話を表現できないかと。うん、ものは試しでやってみよう。まずは砂だ、砂を用意しよう。そうだ、捨てずに取っておいたコーヒーの粉があったな。あれを砂の代わりに使ってみたらどうだろう。やっ、黴が生えてる。天日に干して乾かさなくちゃ。そんでもってコーヒー粉アートにチャレンジだあ。

あやめ湯(17:04)3→4人。洗い場の上座に、前に高齢者温泉交流館でよく見かけた人が座っていた。背中に不動明王の刺青のある人である。上座といってもあやめ湯にそんなものがあるわけではないのだが、何となくL字形の洗い場のいちばん奥のところが上座のような感覚で皆さん使っているように、私には見える。マイ桶氏などは目上の知り合いが風呂場に入って来たりすると、自分がいたいちばん奥の洗い場をさっと譲るもんね。

私の後から入って来た人が上座の人に、おやこっちに来てたんだと声をかける。見ると私の知らない人だ。おう、向こう(高齢者温泉交流館)が休みだもんだからこっちへ来たよ、やっぱり温泉に入りたいもんなあ、家の風呂に入る気しねえよ、と上座の人が答える。二人の話を聞いていると、どうやら高齢者温泉交流館は年末年始の休みに入ったようだ。2週間も休みだなんて参っちまうよ、お役所仕事だから使う人のことを考えずに平気で休みにしてしまう、と後から来た人はしきりにぼやいていた。

写真は、ゴミ収集所から見た今朝の富士山。昨日の雨が富士山では雪だったようで、頭がすっぽり白くなった。きれいだなあと見惚れていたら、私の横を女子高生の自転車がものすごい勢いで滑走していった。路面は昨夜の雨でまだ濡れている。あれですっ転んだら大変と、かつて私が自転車で駅までかっ飛ばした頃の姿と重ね合わせながら見送ったことだった。(あ)

f:id:jijiro:20151224075635j:plain

7,553歩。