発端丈山(ほったんじょうやま)へ行ってきた。この山は伊豆の国市と沼津市の境にあり、標高は410mとさほど高くない。山頂から見る富士山はそれは見事だというし地元でもあるので、いつかは登って絶景を拝みたいと思っていた。
発端丈山の東側には葛城山(453m)と城山(342m)が並び、そのどちらからも富士山が眺められる。私は一昨年に葛城山から、昨年は城山から富士山を見ている。それで次は発端丈山の番だなという思いはあった。かの横山大観絶賛の達磨山(修善寺)はいずれ登るとして、まずは地元の発端丈山に先に登っておくことにした。
12:53→家を出発。急坂を下り、いずっぱこ(伊豆箱根鉄道)の踏切を渡り、下田街道へ出る。ここから裾を広げる富士山が見えるはずが、今日はすっぽり雲に覆われて見えない。これじゃ発端丈山に登っても見えないかもしれないと諦めつつハイキングコース入口に向かう。
13:30→小坂(おさか)みかん園のハイキングコース入口。ここからみかん畑脇の急坂を登る。みかん畑には電気柵が張り巡らされているが、イノシシがみかんを食い荒らすとは思えない。猿が棲息するとも聞かない。一体何のための電気柵なのだろう。人間? まさか。
13:55→ロープウェイ下を通る。この辺りからなだらかな林道が続く。
14:03→かつらぎ山山頂登り口。山頂まで行く時間がなかったのでそのまま林道を進む。
14:11→城山・発端丈山登り口。コンクリート舗装の林道から自然道に入る。
14:17→城山からのコースと合流する。東京の鶯谷もかつてはこんな鬱蒼とした茂みだったんだろうか。
14:37→杉林の中を通ってこの分岐点に出た。この奥に益山寺というお寺があるらしい。とてもそんなふうには見えない。どんな寺か見てみたかったが、これも時間がなかったのでパス。
14:52→発端丈山山頂に到着。見えないだろうと諦めていた富士山だったが、幸い雲がどいてくれて姿を拝むことができた。ラッキー。
15:01→山頂からの急坂を三津(みと)方面に下りて間もなくしたら道が二手に分かれていた。左手の中央口の方が本道のような気がしたが、伊豆長岡に帰るのに近い方がいいと思って右手の北口を選ぶ。
15:09→そうしたら途中で道が分からなくなってしまった。分岐点まで引き返そうかと思ったが、きっとどこかにあるはずと、落ち葉に覆われた藪に踏み込んで探したら、すぐに道らしい一条のラインが見えた。ボディバッグには水筒とタオルしか入れてきてなかったので、若干不安がよぎりました。近場の山とはいえ、山をなめてはいけませんね。道に迷うとか足をくじくとかしても山の中には自分一人しかしないのだということを肝に銘じ、その備えを怠ってはなりません。
15:18→落ち葉で足を滑らせないように慎重に下りる。当然足元ばかり見るから、なかなか景色を楽しめない。それでもあるところまで下りたら、こんな素晴らしい景観に巡り会えた。左の端に南アルプスの山並みが見えるはずなんだが、今日は霞んで見えなかった。
15:47→自然道を下りきったら人家が見え、道路もコンクリート舗装になった。
15:56→ハイキングコース三津北口の案内板。釣りに行くときに通る道だが、こんな大きな案内板があったなんて知らなかった。海から帰る道の右側だったから目に入らなかったんだな。
16:25→長瀬地区にあるハイキングコース入口。ここへ下りてくればいちばん近くて安全だったかもしれない。
17:12→家に無事到着。気温19°Cのぽかぽか陽気の中、約4時間のハイキングを楽しみました。(あ)
あやめ湯(17:37)4→7人。
24,510歩。最高記録。