いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

冬ざれやまだ解け込めぬ湯屋の人

あやめ湯(17:02)2→5人。入浴券売機であご髭の人と一緒になった。顔は知っているが話したことはない。その人が風呂場に下りるなり、そこに一人でいたマイ桶氏に、今日は川崎に行って来ただよと話しかける。その前に私が、最近は来るのが早いですねとマイ桶氏に声をかけていたのだが、それだと後が続かない。そう、の一言で終わってしまう。その点、川崎に行って来たと言えば、何しに行って来たと会話がつながる。

こういう話題をぽんと出せるのは、それなりに長年の付き合いが裏付けられていなければならない。私にはまだそれがない。

あご髭氏「川崎に行って子どものアパートを決めてきただよ。六畳一間に小さな台所とトイレが付いて4万6千円。大学へも自転車で5分と近いとこでよ」

マイ桶氏「いいとこ見つかってよかったじゃ〜、でもこれからお父ちゃんも大変だなあ。まだまだ稼がにゃ」

あご髭氏「まあ今年、お姉ちゃんが専門学校を出てくれたから、ちっとばかし助かってるだよ」

私「川崎って意外に家賃安いんですよね。私は若い頃、新丸子にアパートを借りて住んでいたことがあるけど、多摩川を渡るとずいぶんと安くなりますよね」

川崎と聞いて懐かしくなり、つい会話の仲間入りをさせてもらった。でもまだ私の素性を明かしていない。いちばん顔を合わせるマイ桶氏にも、立花に住んでいて、修善寺に勤め、青森出身だとは言っているが、何という名前で、どういう仕事をしているかは言っていない。でもそれが言えて初めて本物の裸の付き合いができるんだろうな。

今日のダッチオーブン料理は、キャベツとベーコンの蒸し焼き。キャベツを4分の1にカットし、ちり鍋の底にベーコンを4枚敷いて上から4枚被せる。脇の隙間にブナシメジを散らしてコンソメの素を1個入れ、適量の白ワインを注ぐ。中火を保ち、待つこと40分。キャベツの芯までしなしなに柔らかく仕上がりました。レシピ本には20〜30分蒸し煮にするとあったが、呑んでて10分オーバーしちゃいました。味は、私の舌にぴったり。これはいい。簡単に作れて材料費も300円ちょっとでお手軽。それにしてもキャベツってこんなに旨かったんだと実感した一品でした。(あ)

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40分後、

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14,973歩。