いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

柊の咲く庭に刈る孫の髪

二学期期末テストの作成に取り掛かる。今年度は一つだけ作ればいいのでとても楽。去年は悲惨だった。二校掛け持ちで五つ作らなければいけなかった。何だか四六時中テストを作っていたような気がする。できあがるのはいつもぎりぎりで冷や汗の連続だったが、それでも何とか一年間やり通した。我ながらよくやれたものだと思う。もう一度同じことをやれと言われても多分できない。

岩井俊二監督の「花とアリス殺人事件」が第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で優秀賞に選ばれたことをメルマガで知った。前から見たいと思っていた作品で、8月にDVDが発売されたことは知っていたが買わずにいた。受賞を知って早速ネットで検索したらTSUTAYA辻堂駅前店に在庫があった。で、準新作だったが2泊で借りてきた。ついでに新作「百日紅」も借りたので泊数を2泊に合わせた。「百日紅」は6月のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞を受賞している。この二作品から刺激をもらって、さて、頓挫しているアニメーション作りにエンジンがかかるかどうかだが、それは見てみないことには何とも分かりません。

TSUTAYAからの帰り、住宅街の端の狭い路地を歩いていたら、垣根に柊(ひいらぎ)の花が咲いている家があった。その垣根の切れたところにちょっとしたコンクリートのスペースがあって、そこでおじいちゃんがお孫さんらしい中学生くらいの男の子を座らせて散髪していた。何とも微笑ましい光景である。

私も子どもたちが小さかったころ、三人並べて髪を切ってやったっけ。それで娘の髪も息子の髪型と同じに短くなる。その反動かどうか知らないが、娘は孫娘の髪を赤ちゃんの頃からロングヘアにさせている。伊豆へ泊まった朝なんかも、孫娘が髪の毛をスズメの巣のようにして起きてくるのを見るにつけ、その髪の毛邪魔くさそうだな、どれ、じいじが切ってやろうか、ママがちっちゃかったときは、じいじが切ってやってたんだぞと言うと、だってママが切るなって言うんだもんと口をとがらす。とか何とか言いながら、自分でも長い髪はお気に入りのようです。

7,724歩。

写真は、垣根に咲いていた柊(ひいらぎ)の花。伊豆の庭にも30センチほどの丈の柊があるが、花はまだ見ていない。前のオーナーが切り落とした切り株から生えてきていた。これからぐんぐん成長してこれくらい立派な垣根になるといいなあ。柊の花言葉は先見の明。(あ)

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