いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

荷揚げの荷首を上下に寒鴉

瓦屋根修繕工事4日目。今日はマラソン大会のため授業はなし。朝から工事に立ち会う。

午前中に2階屋根部分の棟瓦の漆喰をすべて取り除き、午後から1階屋根に取りかかる。ちょうどその頃に社長さんが見えて、庭で社長さんと立ち話をしながら職人さんの作業を見守る。2階のときはよく見えなかったが、作業が1階に移ったら漆喰を取り除く様子がよく見えた。針金で留められた棟瓦を1枚1枚丁寧に剥がし、むき出しになった漆喰を砕いて、その破片を袋に詰めていた。

職人さんが梯子を下りてきて言う。どこからか種が飛んで来たのか、草が生えているところがありましたよ、あれをあのまま放っておいたら大雨が降ったりしたときに雨漏りしますよ、今回工事をしてよかったんじゃないでしょうか。

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えええっ? そういう状態だったんだ。そんなこと思ってもみなかった。そういえば前のオーナーが、台風で瓦がずれて雨漏りしたことがあって、そのとき近所の大工に頼んで直してもらったと言っていたな。でも1階和室の天井板の端に雨漏りの染みが今も残っているんだよね。これって直した後も雨漏りしていたってことなんじゃないの? もしかしたら職人さんが言うように、漆喰に生えた草の茎を伝って雨が染み込んでいたのかもしれない。とすると、結果的にこのタイミングで瓦屋根の修繕を決めたのは正解だったということになるか。

あやめ湯(17:29)4→5人。脱衣場から風呂場を覗いたら湯舟のマイ桶氏と目が合った。軽く会釈すると、マイ桶氏は左腕を大きく振って挨拶を返す。その仕草が、伊豆の踊子が共同風呂から素っ裸で手を振ったシーンと重なって、何だか気恥ずかしいやら嬉しいやら。

マイ桶氏って、一体いくつくらいの人なんだろう。年金生活者はおとなしく暮らさなくては、なんて言ってたから、私よりちょっと上かなと見ているがどうだろう。それにしてもこの踊子のような仕草はどうだ。まさに汚れを知らない少年の心そのものではないか。とても不思議な人です。

写真は、梯子リフト(電動荷揚梯子)。これでモルタルを屋根に上げたり、剥がした漆喰を袋詰めして下ろしたりする。これがなかった昔はどうしていたんだろう。滑車を使って荷の上げ下ろしをしていたんだろうか。こんな便利なものがあるから、作業も一人の職人の手で足りるんだろうな。(あ)

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3,923歩。